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[書類から顔を上げ、壁にかかった時計を見る。と、書類を片付けて立ち上がり]
さて。
そろそろ出なければね。
[支度を済ませると診療所を出た。大きめの鞄を手に、主に老人向けに行っている、訪問診療へ。
外の熱された空気に、目を細め]
―自宅の居間―
[制服のままソファに寝転がったことを母親から咎められ、勢いつけて身を起こした。]
はいはい。
着替えますよ!
え、お使い?
外暑そうだし嫌だなぁ。
あ、なんでも無いです。はい。
[母親の言葉に頷いて、二階の自室へと上がる。
Tシャツとショートパンツに着替えてから、まだ日の射し込む玄関でサンダルに爪先を滑らせた。]
行ってくるからねー。
浴衣出しておいてよー!
[最後にそう一言かけて、外の熱気の籠もった空気へと泳ぎ出す。
頭には麦藁帽子。
右手には回覧板と、神社で祭りの準備を進める人への差し入れ。]
……ふう。
こう暑いと、熱中症になる人が多そうだ。
[独りごちてから、村を歩き始めた。歩みに合わせて白衣の裾が揺れる。白く薄いとはいえ、長袖は少々暑く。肌にじわりと汗が滲み]
そういえば、ネギヤさんのところも……
近く行かなければね。
[などと、近い予定を思い出しつつ]
まったく へんな おば・・・ いや おねいさんだよなー
[抱えていた 太った猫に同意を求める。教育的指導は身にしみているようで姿がみえなくなってもしっかりいい直しはしてしまう。]
にゃう〜
[同意なのか否定なのかわからないが 猫は野太い鳴声を上げた]
あっつ……。
[回覧板を団扇代わりに神社への道をだらりと歩く。
道の先に、夏の日差しを反射して白く輝く白衣が見えた。
この村でそんなものを着て歩き回る人間に、心当たりは多くない。]
先生ー!
こんなあっついのに長袖?
[背後から声を張り上げる。]
[そして緑の目をきらりと光らせると]
にゃう
[ピンと長い尻尾を立てると 重そうな身をひらりと翻し。
トンっ! と大きく本殿の方へ跳躍した。
そしてゾウサクとギンスイの二人を誘うように]
ニャア
[振り返る]
[化粧を落とし、白いシャツと黒いパンツを身に付けた、どこにでも居そうな女性。
ここからどう間違えたのか、何故かトレンチコートをはおり、帽子を被り、サングラスをかけている]
……暑い。
[ポケットに入っているのは、季節外れのザクロの実]
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