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[そして緑の目をきらりと光らせると]
にゃう
[ピンと長い尻尾を立てると 重そうな身をひらりと翻し。
トンっ! と大きく本殿の方へ跳躍した。
そしてゾウサクとギンスイの二人を誘うように]
ニャア
[振り返る]
[化粧を落とし、白いシャツと黒いパンツを身に付けた、どこにでも居そうな女性。
ここからどう間違えたのか、何故かトレンチコートをはおり、帽子を被り、サングラスをかけている]
……暑い。
[ポケットに入っているのは、季節外れのザクロの実]
[猫の後を追っていけば]
ナーゴ! ナーゴ!
[野太い声を上げながら 白いシャツと黒いパンツを身に付けた 見知らぬ女性の足元に絡んでいる様子で]
・・・トレンチコート?!
そりゃ 暑いだろ!
[思わず声を出して突っ込んでしまった]
[>>108急に相手が振り向いたから、
ぽかんと相手を見つめ返してしまった。
頭を下げられると自分も慌ててお辞儀を返して]
うーん…?
[少年の持つ泰然とした雰囲気に呑まれつつも、
神社に向かって歩き出す]
ぁ。
[少年が後をついてきているのに気づくと、
偶然行き先が同じなのだろうと思いながらも、
なんとなく隣の青年の傍に寄った]
そうそう。大人の味。経験値を積んだらいずれな。
ふかふかの猫?そういや、そんなのいたっけか。
[神社へと歩く途中、足早に進む少女を見ながら、かりかりと頭を掻いた]
こんにちは、ビコさん。……え、デート?
[神社へと向かう途中。聞きなれない言葉に、先を行く少女を見て唖然。やがて可笑しそうに吹き出した]
んなんじゃねえよ。
たく、無駄に色恋沙汰好きだなあ。
長袖着てても充分若々しいよ、せんせ。
お母さんが言ってた。
[相手の見た目故か、自分の口調も友達に対するようなもの。
冗談ともつかない言葉を返す目上の男に、小走りで追いついた。]
ん、神社への差し入れだって。
[言って右手の風呂敷包みを軽く持ち上げた。
相手の視線がそちらではなく回覧板に向いていたの気づいて言い直す。]
あ、回覧板はニキちゃんとこに回す分だけど。
[突然つまかれたネコは]
ブギャ ブギャ
[と鳴声を上げながらジタバタしている]
ああっ!
主は太っちょだからそんな風に抱いたらダメだよ
[慌てて ザクロに近寄り (ネコを助けようと)ザクロの方へ手を伸ばした]
図書館…うーん…やめとこ。
[ぼんやり、ぼんやり。
いつもぼんやりしているから、ぼんやりしてないことが分からないのだが。]
……アレ…餌…あげたっけ。
[学校のウサギたちを思い出した。
確かあげたはずと止めた足をまた動かす。]
[無事にネコを受け取ると
すっきょんとうなセリフに]
(どうかえせばいいんやねん・・・。
つくづく 変わった おねいさんに会う日だ・・・)
[声には出さなかったが その表情で困惑は相手に伝わっただろうか]
まあ、美人だから許せるか
[そばにゾウサクがいたらそう呟いたかもしれない。]
[>>107しばらく行くと、ショッピングバックを提げた女性に声をかけられた]
こ、こんにちは。
はじめまして、プレーチェです。
[名乗りと共にぺこりと頭を下げる。
青年と女性が顔見知りらしいので、話でもするたろうかと少し離れていたが]
デート……。
[聞こえてきた単語に、なんともいえない反応と表情をした]
見かけない顔だけど・・・観光客?
北から来たの?
[その場所から見上げられる本殿をみて]
本殿?祭りになったら ご開帳されるけどここは 今日はまだ見れないよ。
[ネコはまた気持ちよさそうにギンスイの腕に抱えられてブラブラしている]
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