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… おやァ
[ふと。霞の向こうへと逃げていく女の影に、
陰気な男は、顔を上げた。]
……お急ぎみてぇです。
[声をかけよう、という調子でなく、
独り言を男は去っていった女の背に呟き、]
>>122コーネリアス
……お前の服も作ってやろうか……?
[はさみを振り上げ、宙でチャキチャキと開閉する]
店の中がかなり散らかっていてな……。
急ぎの仕事があるのだが…片付けに何日かかるかわからん。
[とっさに嘘を付いた]
―集会所・現在―
[両手に少し大きめの皿に乗せたクッキーを持ってくる]
はーい、お茶請けにクッキーでもいかがー?
お茶のおかわりもありますよー!
わわ、踊り子さんと吟遊詩人さんが来てる!
いいなー、綺麗で格好いいっ!
[...は新しい訪問者に興味津々のようだ]
[それから、自分が掘り返した穴を見下ろした。]
……ええと…
[ふと、穴を掘っていた手を止める。]
…あンれ
[男は先ほどまでスコップを動かしていた自分の手を
しげしげとまるで奇妙なものを見るような目で見た。]
[男の長い前髪の下のぎょろりとした眼を、
ぽっかりと地面に口を開けた穴に向け]
おれは、
なんだって
…まだ
…… 穴なんざァ、掘ってんでしたかね……?
[──不思議そうに、男は、首を傾げた。]
……このあたり、入れておくか。
[適当に野菜を手に取り、超ザク切りで鍋に投入する。]
これも入れてみるか?
[思案している間に鍋が吹き零れ、大量の水蒸気が厨房に広がる]
む、ぬ!
>>128 わぁあ!服!
服作ってもらえるんですか?
ちょうど新しいステージ衣装が欲しかったところで…。
あ、あの、ここから遥か離れた、亜米利加とかいう国の、MJって詩人の事知ってますか?今度あのイメージで…!
格好いいんですよー、MJって。「フー!」って!
[ムーンウォークしながら。]
>>129
うわ、クッキーまで!
嬉しいなぁ、ここは天国か何かですかねぇ?
[と無邪気に微笑んでいる。]
[厨房へ向かうヒューバートを見ながら]
ありゃ、何か作るのかな?
ステラさん、ヒューのおっちゃんて料理できるんだっけ? 私の記憶が確かならー・・・仕事と違ってかなり雑だったような。
[案の定厨房から水蒸気が漏れてくる]
あー!ヒューのおっちゃんなにやってるのー!?
[水蒸気をスモークだスモークだと喜び]
いやー、気分がいいんで、僕、一曲歌いますよー!
『あなたは、もおお、忘れたかしら〜♪』
…あれ?
これ…、僕…。
…。
そういえばシスター、>>114「皆様に元気を出してもらえますよう…」って…。
なんで元気を出してもらう必要があったんでしょうか…?
[微笑みつつも、無意識に眉根は曇っている。]
>>136コーネリアス
……お前、なにやら陽気になったな。
以前は無口な運動音痴だったが…。
[ムーンウォークするコーネリアスを見つめてボソリ]
>>137メイ
メ……メイ、か。
なんとうか…鍋の中で新たなる宇宙が……。
[さらに吹き零れて大きな音を立てた]
*お知らせ
ご参加ありがとうございます。
当村では飛び込みを歓迎しております。
どうぞごゆっくりお楽しみください。
開始以降村建て人はただの参加者と化します。予めご了承ください。
それでは本日23時より開始いたします。皆様よろしくお願いします。
>>141 無口な、運動音痴…。ふむ。
[ヒューバートの呟きをふと耳に入れ。]
料理の香り。
この館、部屋。
僕は―、私は、その中に居た―?
[...は竪琴を爪弾きながら、今や考え込んでいる。]
─墓地─
[暫く地面を見下ろしてから、口元を片手で覆うように撫ぜる。]
……。ああ。ええと。
そおでしたっけ。
[かくり。と、男は何かを思い出すように頷く。]
穴ぁ、あけたら…、
誰かさん…
… 埋めねえといけにゃアならんでしたっけ……?
[ぶつぶつと篭る声で呟くと、ひょろりとした背格好の男は、かくん。と、首を前に突き出し、先ほど女が逃げてきた方へ向けた。]
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