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(また…聞こえる……淡い匂いって何……どこよそれ…)
[定期的に耳元で囁かれるチェロを名乗る声他人には聴こえない私だけに響く声、振り払っても頭を押さえてもそれは止まらない]
ニキ……イトシイボクノニキ……コッチへオイデ……ミンナマッテル…イコ…ウ……
(行かない!)!
[私は強く拒否する]
[やがて落ち着くと囲炉裏を囲む者達にいつもと変わらぬ笑顔を見せた]
へえ、そうなんですか。花言葉、詳しいんですね。
返礼……あ。
バレンタインのチョコのお礼、どうしましょうかね……
[グリタの方を一目見てから]
神社ですか?それは興味を惹かれますね。どのへんに
……ニキさん、ニキさんっ、どうされました?
[ニキが頭を押さえる様子に、心配そうな*眸を向ける*]
小姐 パオリンは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[人の声で少し目が覚める
熱を帯びて潤んだ目で見上げると かすんで見えた 白い上っ張りと心配そうな少年の顔。]
心配・・・ないから。
[呟いたが その言葉は上手く発せられたかどうかは自分でも不明。]
[どれくらいの間ねていたのだろう。少し楽になり 寝返りを打つと 目の端にキラリと光る物。指でつまんでみると獏の紋様。]
バク君・・・?
[布団の中 起き上がり 辺りを見渡す。
側の机に向かっている 少年の後姿がみえた。]
これ…ありがとう。
おかげで熱が引いたみたい。
[ニコリと笑って銀の護を ゆらり 目の前に]
大検の勉強?
[向に座りつつ ノートを覗く]
[体調を聞かれれば]
…ああ もう 大丈夫。
---色々会ったから久しぶりにゆっくり寝たかも。
[寝汗で乱れて額に落ちた髪を片手で掻き揚げながら返事をする。]
くしゅん [小さく鼻をする。]
汗をかいたみたいだ…気持ち悪い…。
管理棟に風呂があったから 汗を流してくるよ。
ついでに…なにか体があったまる飲み物でも貰ってこようか?
[ずっと付き添ってくれていた少年にねぎらうように*声を掛けた*]
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