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死ぬ、殺す、か……なんだか現実感が湧かないな。
逃げ隠れしてるだけで、終わったりはしないだろうか。
[思い出した担任教師の姿に表情を曇らせ、周囲を注意深く見回した。
特に情報の増えていない携帯をしまいこんで]
こっちもだ。
どこへ行くか。家を占拠して立て籠もる……のは、狙われる率も高いだろうな。
[考えこんだが、向かう場所がどこでも反対せずついていくつもり**]
―球場―
[闇雲に走ってたどり着いたのは球場、というにはお粗末だった。
広場に日よけ風よけつきのベンチが二つあるだけだ]
それでも無いよりはマシだ。
[誰もいないのを確認してベンチへと手にしていた銃を置く。
端に転がっていたタオルを拾って支給されたボトルから水を注ぐ。
軽く絞って右足首に巻いた]
とりあえずはこんなものか。
民家でも探した方がいいか。
[更に数口を飲んでからペットボトルをしまう]
現実感、ですか。
[少しだけ遠い目をして、話し出す]
現実感があろうがなかろうが、人間ってほんとにあっさり死んじゃうんですね。
[ぽつりつぶやいて。ナオが携帯を弄り終わったのを確認して話を続ける]
さて、拠点に出来そうなところ、と言っても中々思いつきませんが…家屋じゃなければ、このあたりの茂みや、洞窟なんかを見つけるしかないかと思います。とりあえず探しに行ってみますか。
[2人で暫く歩けば、小さな洞窟を見つけた。とりあえず、そこで一旦*休憩することにした*]
[地面に突っ伏した姿勢で黄昏れている。
狸寝入りのムカイを見ることもなくポツリ]
さっきのビデオのお姉さん、胸けっこーあったね。
[ちゃんと寝ているのか探っている]
ねぇムカイ起きて。ここ離れよう。
誰かが来るかもしれない。
下から光が近づいて来てる。
[スカートのポケットに空の小瓶を仕舞い、デイバッグを背負った。
山頂方向への道を歩き出してから、一度だけ後ろを振り向いてムカイを*見た*]
[目をキッと開く]
それもそうだな…。
……山頂に行くのか。
[銃をぐっと握りなおす]
(小林には敵意が感じられない、だが小林は武器を拾った。…油断ならない)
[30メートルほど間隔を空け、尾行するように後を付ける]
あっさりか……そうだな、本当に。酷い話だ。
[小さく肩を震わせ、ユウキの言葉に頷いて歩き始める。
やがて見つけた洞窟、入口付近に誰かが潜んでいないか確かめ、中へ入ると入口から見えない場所へ移動]
奥はどうなってるんだろう。
[ユウキから<54>cm離れた場所に腰かけ、懐中電灯で軽く照らしてみた]
[しゃくりあげながら]
そうだ…ユウキちゃんはどうしてるだろう
「ユウキちゃんへ
ゲンキか?大丈夫か?
ミナツは無事だおヽ(゚∀゚)ノ
今タカハルと一緒だけど合流しない?」
[メールを打つと送信ボタンを押した]
こんなことになるなら
昨日、炙りマシュマロ食べておくんだったなあ。
[警戒する程遠すぎず、信用する程近すぎない距離。
携帯を操作しながら、隣を見やった]
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