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[屋上に運ばれた頃には
コハルは既にいなかった。
ゆえに、後に来たメールで
それを知ることになる]
7thと10th……
[結局何も分からないままだった女と
それなりに本音で話した相手の死。
7thは狙われて殺されたのかと思ったが]
そんなにひとりで暴れてるから
狙われちゃったんじゃないの?
……一応、言ったはずなのに。
ばかだなあ。
それでも私のに比べたらすごい情報量だね……
ちゃんと確認しないと行けないのは変わらない、か。
[そもそもこのひらたい機械がどういう仕組みなのかもよくわからない。
1stと3rdの似顔絵が話す言葉を読み]
嘘、かあ……でもここで鬼だなんて嘘ついてどうするって気もするけど。
――で、1stが鬼だってわかって、ネギヤはどうする?
私は、私が狙われてるのもあるから当然反撃に入るけど。
[そそくさと、そのまま、出て行くセイジを見送る形で、出入り口から消えれば、腕を組み、少し眠ろうかと目を閉じた。
だが、微か、扇子の振動を感じ、出して開くと、どうやら訪問者がくるらしい。
ちなみに、やはり五番、フユキの行動は現れない。
小さくため息をついた。]
……名前が書かれてないってことは
鬼の日記なんだろうね。
[7thは2ndが殺害したとあった。
しかし10thには『誰が』という表記はない。
だから、そういうことなのだろう]
とりあえず、何か食べ物……かな。
[ふらりと、食料品売り場のある1階へ向かう]
[それから、大工工具売り場で色々物色する。
チェーンソーの凄まじさに持って行きたかったが、サイズと音に諦めた。
釘やボルト等、細かい物をポケットに詰めて
片手でパラリと日記を捲った]
…武器を入手、と。
[頷いて、大工工具売り場を後にする]
[そろそろ前に入手した
手持ちの分も減ってきた頃なので、
適当に見繕ってカバンに入れる。
そうすると、別の一角に
同じゲームの参加者がいるのが見えた]
あれは……ソラさん?
だよね……はー、分かってはいたけど、きついなあ。
グリタが死んじゃったから、助けは期待できないし……
[そんな嘆きを一ついれて]
5thのフユキはどうかな。
残りの鬼、じゃないといいけど。
[協力関係を一応結んでいるもう一人を思いだし。
残り枠云々についてはそうだね、と頷く]
たしかになあ……1stと3rdと11thあたりは崩さないと。
4thは……あれはよくわかんないおにーさんだしなあ。
どーにか、1stが一人になったところを狙いたいね。
[全員一度に殺せるとは思っても居ない。
とりあえず、一番弱そうだと思う1stのことを考えた]
[ぶらりと歩いていると
最近出番がないとご立腹のカボチャが震えた。
…絵日記は絵日記らしくしていればいいと思う。
書き加えたのを教えてくれるのは助かるけれど。
『9thは、ペットボトルの水を飲む』
……いや、だからもーちっと、こう、さあ!
[あまりにどうでもいい未来に思わず唸った。
これは、あれか。
こないだクルミに対して、「未来日記に頼りすぎいくない」と大口叩いたことへの反撃か。
悔しいのでペットボトルの水を飲むのは止めた。
するとカボチャはいけしゃあしゃあと、
『9thは、ペットボトルの水を飲まない』
に変えやがった。ちくしょう。]
5thのフユキか。おいらはまだ会ってないんだな。
[そしてマシロの言葉に首を横に振って]
いや、1stを今狙うと、あれだ。3rdも11thも必ず1stを守ろうとするんだな。何せおいらたちじゃ奇襲ができない。
1stを狙うなら、ここらへんと番号が離れたもう1人の協力者が必要になるな。
5thに声をかけるっていうのは案外悪い選択じゃないかもしれないぜ。
ま、協力する条件が――4thの死、かもしれねえけれど。
[5thにとっての直接的な脅威は、「鬼」であるものに行動を把握されていることだろうと挙げ]
話とか挨拶っていうには、
明らかに様子伺ってたし……、
[見やりつつも、日記が9thの様子を伝えてくる。たいしたことの無い用件ではあったが]
中入ってもいいけど、
その鞄はこの椅子に置いて。
お前、どう見ても不審者だし……、
この程度のことは聞いてもいいと思う……。
[外からは見えず、
咄嗟には手の届かないそんな位置だ。
とりあえずの対策をして、カフェバーから離れる]
そうだね。
あの変な空間にいたときは
結構話してたのに不思議だよね。
[気安い様子のソラに
違和感は感じなかったが]
……あ。それ……。
[ソラが手にしているのが杖ではなく
グリタのポールだというのに気づいた]
ううう、ややっこしいなあ。
1stを狙うなら離れた番号がいいってことはわかるけど。
でも、狙ったらその時点で相手の未来に表示される気がする。
とくに物理的に接触する未来は。
[現に7thはこちらが来る事を知っていた。
だから、どちらにせよ相手に全く知られず襲うなんてのは鬼にしか出来ない事だ]
協力条件が4thの死ならこちらにはなんの不都合もないよ。
鬼が生きてたら、生き残る確立は減るし。
――どちらにせよ、殺さなきゃならないわけだし。
[そんな風にぽつりと呟いた]
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