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つまり危機感も自衛本能も退えている、と。
まあ、人に化けてたらやりにくいかもね。
盗賊とかだったらばっさりいっちゃえるけど。
[現状に重ねられるとなるほど、ととても納得した]
便利な技術!
魔法がつかえないのは不便だけどそれを補えるものがあるなら、まあましかな……
[ふんふん、と頷きながら付け方と消し方を覚えた]
あー、魔法使いのおねーさんとか、獣人だとかいってた子はたしかに。
知らないものが大半だもんなあ。
それでもなんとかなるきっと。
私はネギヤに教えてもらえたし、助かった。
[ありがとう、と笑みを浮かべた]
[1stに問いを向けつつも、日記は逐一9thのどうでもいいような行動を報告してくれる。
『9thは、絵日記を書こうとした、それを書き加えるなんてとんでもない』
なにやら色々と行動しているのはわかるが、半分くらい遊んでるような気がするのは気のせいだろうか]
……子供は自由だな。
[しかしこんな風に自分の行動も誰かに駄々漏れだったりするかと思えばあまりいい気分ではない]
平和、だったからなぁ。人に化ける魔物が、おいらたちを殺すまでは。賊とかも別に襲ってくるわけでもなかったし。
[そう首をすくませて]
あと、これも大事な話。おいらの日記で、0thの死が予知されてる。もちろん下手人はおいらじゃない。誰が殺すと思う?
俺よりクルミが賢いってのは、その通りだろう。
俺は、脳味噌筋肉だからな。
口説くってのはあながち本気そうだな。
[>>392ポールを構える様子を見ても構えない。
手にした長杖は、横に降ろしたまま――
少しばかり、目を眇めて口髭の男を見た。
濃い紅色の瞳の奥に揺らめくものを見せぬよう
紅い唇から落ち着いた低い声を、紡ぐ]
俺の世界じゃ、さ。
男を取り合って女が戦う時期があった。
そりゃあひどい決闘もあったもんだ。
数人でひとりを奪い合ってな。
だが、今は、奪われる側の意思を尊重するよ。
だから…クルミがあんたと行くというなら、
止めねぇよ。それでいいさ。
[コン、と、杖の先を地面を突いた]
…、もし、
[沈黙の後に口を開いた。
問いに答えを与えることはしないまま、]
そう。だとでも答えたら、8thはどうする?
[更に問いを返し、余裕あるそぶりを装い笑ってみせた。]
……?
あんた、さっき、0thが死ぬって言ったか?
[それだけ言ってから、先の言葉に想い返す]
俺さっき会ったぞ。
殺されるって、「鬼」にか?
それ、日記の言葉か?
[フユキと別れた後、おにぎりやパンを
いくつか調達していると、メールが入った]
『今なら地下駐車場の事務室で休めるよ』
[親友を名乗るメールの指示通りの場所に向かう]
あれ、宿直室みたいな感じ?
やったー、布団で眠れる!
[ともあれ、そのまま眠りに着く]
それは平和だなあ。
うらやまし、い?
いや、でも必ず殺人が起こる世界ってのもどうかと……
[まあとにかく、ネギヤが元の世界で大変なのだということだけは理解した]
へえ。ネギヤの日記はそんな未来までわかるんだ。
私のは次の行動ぐらいしかわからないなあ……
[手帳に視線を落とし。
ネギヤからの問いかけに考え込む]
んー……隣は戦った事なさそうだったし。
わっかんないなあ……
案外、不慣れなようすを装ってるかもしれないし。
[眉を寄せて真剣に考え込んだ]
[>>390 おじさんの言うことは、何となく分かる。
カノウくんがチート日記の持ち主じゃない、って、自信を持って言える根拠は確かになかったから。
でも、仲間は信じるものだ。それがチームプレイだって、私は教わってきた。
だから、おじさんの視線には頷かない。]
ん……4番さんは、2番の子とは接触してないから、ってこと、だよね。
そういうことなら、分かるけど……んー……。
[>>391 確かに、4番さんは2番の子とは接触してない。
色々考えなきゃいけないことが多くて、私は唸って、首を捻る。
まだ遭遇していない人も多い。それでも、どうしても色んなことを考えてしまう。]
―――……私は、みんなと仲良くしたいよ。
[>>392それはきっと、理想論でしかない。分かっているけど、言わずにはいられなかった。
武器を構えるおじさんをじっと見つめる。]
[昔の記憶そのままを映し出す夢を見た]
[血の海に倒れ伏し、ぴくりとも動かない父親。
自分を抱きしめ、号泣する母親。
そして――
返り血を浴び、赤く染まった包丁を
手にしている幼いころの自分]
!!!!
はぁっ……、やな夢。
[普段は思い出さないようにしているが
死と父親の符号が見せた夢だったか]
まぁ死ぬといっても、おいらたちは何度でも生き返るからなぁ。これは本当の、マシロたちが捕らえている死、とは違うかもしれないんだな。
[そういう意味で、ネギヤは本当の死に触れたことはなかった]
次の行動ぐらい、かぁ。事故の回避とか大変そうなんだな。
[と、そんな感想を漏らす。」
クルミは…うーん、立ち聞きするのも物音たてていたり、うん、あれが縁起だったらあざといんだな。
[真剣にそういって]
そういえば、もう片隣の1thとはあった?
へぇ…
ま、俺は別に、両手に花でもいいけどな。
[クルミの意見を尊重する11thの行動は
挑発に乗ると思っていただけに予想外で]
随分と過激な世界から来てたんだな。11thは。
[そして、隠れた途端に鳴り響く音。
さすがにどきりとした。
そう、喧騒は、慣れていない。
だからか、それにやり返した…それは誰か、男からは見えなかったけれど。]
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