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お二方いってらっしゃいませ。
それじゃぼくは起こされるまで寝てるのでママとフユキさんは好きなだけいちゃいちゃしちゃってくださいなーグッドラッグd
[スナックの店内に「[煙突の中]で[間違った方向に出発した]」のメロディが鳴り響いた。
それは明らかにフォルカーから音が漏れていた。確認すると羊の腹にチャックが付いている。
チャックを開けると携帯電話が仕込まれているのがわかるだろう。
鳴り続ける音楽、電話を取れば知らぬ成人男性の声で]
「身内が忘れてかえったようだ。明日にでも誰かに取りに行かせるから渡してくれ」
[それだけ告げて電話が切れた**]
[ポルテの言葉に、改めて先程までのあれこれが夢だったのではないかと思われた。
だが、考えて真実に辿りつけるものでもないだろう]
夢を見ていたのかもしれません、長い夢を。
[何故なら]
彼女の名前をこのフォルカーが教えてくれたんですよ。
多分、本当の名前だと思います。
……酔っ払いの言い分ですけどね。
[苦笑。
空のコップの冷たさが、温くなっていく]
[そうだ、エビコやネギヤも水を飲んだほうが良い。
だがその前にポルテに問いたい事があった]
あの、
[少し迷いを見せてから]
寝ているとき……僕の頬に何か、ついていましたか?
[首を傾げる。
頬に触れた何かを、不思議とはっきり覚えていた。
そして霞んだ後ろ姿も]
夢ですか。
そんなに長い間ではありませんでしたけどね。
[首を傾げ]
お人形さんが教えてくれたんですか?
[更に首を傾げ]
[頬に何かついていたかと問われると、少し戸惑い]
え、いえ…あ、はい。チョコの欠片が…。
[と、誤魔化した]
そういうこともあるんですね。
[何を言っているんだこの人は、と思われただろうか。
今更少し恥ずかしくなった。
でもあの出来事を否定したくはない]
フォルカーが特別なのかな。
[羊の鼻先を所在なさげに指でくすぐって]
ああ、そうだったんだ……。
[でも確か、チョコは一口で食べたはずなのだが。
不思議に感じたことは表情に表れたかもしれない]
でも、夢ではなかったということですね。
[それだけは分かった。
そして彼女に視線を合わせた瞬間、明るいメロディが静寂を破った]
プーちゃんは、フォルカーとずっとお話してましたものね。そういうこともあるかも知れませんね。
[あえてフユキの言葉を否定することはせず]
特別なのかも知れませんね。
[フユキとフォルカーの間であった出来事は知らないが、何かあったのかも知れないなとは思いつつ]
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