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―― 2014年 8月 1日 ――
ちょっと! 栂村! これお釣り多いって!
[手渡された五百円玉二枚を返そうと、追いかけるがなかなか捕まえられず。]
くっそー、どうすんのよ、この小銭。
[口惜しそうにビール酒まんじゅうに齧り付く。
メイクが崩れたらあいつに直してもらおう。
そんなことを考えつつ――]
あ、綺麗なミュールね。
あなたにお似合いだわ。
[靴擦れを起こして休む姿を見かけ。
その足許に置いてある青いミュールに目を留める。
どこか懐かしい色。
目を細めて――]
─ 2014年 夏祭り ─
ああ、そういやあいつ、携帯持ってないんだっけ。
[おかげで連絡網とか面倒なんだよなあ、なんてちょっとだけ思いつつ]
ん、どうせぶらっと見て回る心算だったし、手伝うのは構わんぜー。
……両手に花は、ともかくとして。
[組み合わせ的にちょっとどうよ、なんて思ったのは口には出さず。
いいの、と聞かれると、ああ、と頷いた]
ブルーハワイも悪くないんだけど、あの色がなー。
ガキの頃は面白がってたけど。
[なんて軽く返しつつ、レモンをしゃくしゃく。
ひやり、冷たさが喉を落ちて行く感触が心地いい]
イチゴのシロップが化粧っぽい、って発想はなかったなあ……。
普段、そーういうのと縁遠そうだけど、自然に出てくる辺りはお前も女子なんだなあ。
[その冷たさを楽しみつつ、素で言った言葉が。
かなり酷い物言いなのには気づいていない、鈍感がひとり。*]
[カメラを提げた青年は、ぱたり、ぱたり、気怠げな歩みで熱気の中を進み、かき氷屋まで進んで]
……お?
[ふと見えた二つの人影、
ケンとマシロのそれに、立ち止まった。ややあってからにっと笑い、カメラを構えてファウンダーを覗き込んだ。 かしゃり。
ちょっとした隠し撮りに、気付かれたなら]
んー? やー、夏の熱愛発覚かと思ってんよ。
そんなんとは違ったけ?
なーん、いい記念になるやろいね。
[などと、軽口を叩いて笑っただろう]
― むかし ―
(ああそうか)
[ぷつり、と。
茎の折れる手応えを感じたのが、この世での最後の記憶。
なにかを悟る、とか、感慨にふけるとか]
(そう、走馬燈だ)
[何かを思い出す、なんてこともなく。
少しだけ気になると言った村の行く末どころか、ヤンキー座りするンガムラの姿さえ、見えず]
(これにて、おしまい――)
[物思う自我も、かき消えた*]
/*
お返事に、メモ帳引っ張り出してくる。
>>-141 あいぼー
もう嬉し過ぎて転がりまわってますよー。
中々のセンスだと思っております。
同じ歌を何度歌われても同じ苦笑って!!!
でもそれが相棒なのかなぁって思っております。
あの村はね、みんな輝きすぎてて、「はな、あんた〜」ってのが、
普通にキャラ呼んでいるだけなのに凄い面白くて。
いや、本当にすごかったですね。
被って…そうでしたか。いやはや残念でしたが、此処で会えたので良しとします。
とうごさん、ですね、アタシ覚えた。
いえいえ、またご一緒する機会がございましたら是非是非。
/*
まさかのまりおとるいーじ。
(言うと誤解が生じそうです)
カツアゲwwww
こ、この返しに大西杏子26歳はどう答えたら…
[悶え]
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