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[ロコモコ七個を両手に抱えて、校内を練り歩くバカ殿ヅラを被った白衣の人間一人]
あー、そうだ。兄貴探すの忘れてたな。
菊次郎だっけか。
[後ろを振り返ってみても、そこにキクコの姿はない]
……森山?
モネとピカソの違いなんて、ウチにもわからへんのにー…。
あ、でも岡本太郎は判るでー。
芸術は爆発なんやから!
[指先でてんとう虫と戯れつつ。]
うえーーー。
迷子になったよーー。
結城先生ーー。
[半泣きになりつつも、片手はしっかり壁についている]
どどど、どこですかー!?ここわー。
薄暗いトコ来ちゃったなぁ、もう。
お客様の中に、森山菊子をご存知の方いらっしゃいませんか〜?
ついでに兄貴ー。
[一般客はもちろん、学生達にもジロジロ見られていることには気付かずに廊下を進んで行く]
なんてことだ、元の場所に戻ってしまったではないか。
ん、まだ戻ってきィへんよ?
菊ちゃんどこいってもたんかなぁ?
[きょろきょろ。]
わ、ロコモコや!モコモコや!モッコモコにしてやんよー!
[きゃいきゃい。]
[広い校内の一角、ちょっと人通りの少ない場所で立ち往生している]
どこで、どーやって、センセイを見失ったんだろうか……。
ていうか。何でこんな寂しいトコ来てるの私。
か、壁に手をついて歩けば出口にたどり着くとか言ってたけど。
遠いよー出口ーー。えーん。
こんな回り道、予想外だよー。
あれ?何だろ、これ。
ドアが半開きになってる。
[目の前の部屋のドアが、不自然に開いているのに気が付いた]
は……入ってみたく……ない!!怖いよー。
何なの、この、「さあここに手がかりが」的なお約束的なシチュエーションわ。
でも、なんとなーく、気になるなぁ。
[ドアの隙間から、そっと中を覗いた]
ほほぅ。機械いっぱいだ。
通信室かなー……って。
は!??ぎゃー!
[部屋の中を染める赤い液体に気付いた]
何何何これー。えぇーと、血!?血なの??
うー?でも、なーんか嘘くさいなぁ、この血。
第一、生臭くない。
あれ?この通信機壊れてる!あわわ。
でも。
じゃあ、さっきの祭り開始放送はどこから流れてきたんだろか。
いくつもあるのかな、こういう部屋が。
学校が学校なだけにね。
ん?何か落ちてるなぁ。
おぉ!これわ、どうやら名簿のようです。
私の名前が書いてあるって事は見回り係用の名簿と思われ。
牧野下さん!こんなトコに落ちてたよー。
本部長!!森山菊子、名簿発見しましたっ!
いま!いま戻ります!吉報を待て!
……って!道わからないんだってばさー。
うぅ……。お兄ちゃんの名前も書いてあるわ、この名簿。
お、おにいちゃーん!たーすーけーてー。
[この時ばかりは、心の底から助けを求めた]
と、とりあえず、人がいるトコまで何とか行こう。
そうしよう。
壁伝いに歩く前に、人に道を聞くべきでした。そうでした。
不覚!!
[呟きつつ、部屋をあとにした]
ハッ!
何故私はまたロコモコ屋に戻っているんだ!?
[せっかくなので、隣のわたあめを買った。
火星人や金星人などのキャラクターが袋に描かれている]
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