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[ニルスの手を借りて立ち上がったマティアス。その腹が鳴ったのを聞いて(>>165)、彼は吹き出した]
[……と言っても、そこに声は無く、ひゅうと音が漏れただけだが]
慣れて、ない、ですか。
[自分も確かにそういう面はある。
と、否定はできず、曖昧に笑う]
あまり、良い仕事ではないので、うしろめたい、というか。
……ありがとうございます。
[ウルスラから差し出された食事を、しっかりと受け取り、軽く頭を下げる]
[本当に、なにもかも、変わらない。変わらなければ良い]
[ニルスの問いかけ(>>170)を受けて、食事にしよう、とマティアスの腕を取った]**
うう、いま、クレストわらっただろ。
[唇を子供のようにとんがらせ]
はら、へってたんだ…
ぜんぜん、たべて、ねーから、さいきん…
[あまりここ数日の食生活もあまりよろしくないようだった]
お、おれも、食べて、いい、のか、な……
[まるで罪人のように両腕縛られているが故の遠慮である]
[人が戻ってきたなら、心配そうに視線は向けたことだろう。
あまり自分から声をかけることはなかったが。
皆と食事を美味しく頂いた後は、片付けくらいは手伝うつもり。
それが終われば、部屋へと戻ることになるだろう**]
待ってろ、すぐに終わるからな。
[ウルスラが自分を待って居ると思えば、
慌てて食事を頬張り、喉が詰まりそうになれば手元にあった飲み物を口に含んでそれを流す。
食べ終わる頃には、ニルス達も居間に戻ってくるだろう。]
うしろめたい……?
[思いがけないこたえ>>172に、目を瞬いて首を傾げる。
長い黒髪が、動きに従って微かに揺れた]
…悪い人には見えないけれど。
[踏み込むを遠慮するように、冗談めかして曖昧な微苦笑を向けた]
大丈夫よ、慌てないで。
[女はといえば、ほんの少しのスープを口にした程度。
あまり食欲は沸かなかったから、それで充分だった。
喉を詰まらせそうなユノラフに声を掛け、
ニルスらが居間に戻れば、彼らへも食事を勧める]
[>>173 クレストがマティアスの手を取るのを見遣り、ニルスの口許は嬉しげに緩んだ。
仲の良い兄弟を見る兄のような心持ちでいたところに、>>175 聞こえたマティアスの声には、苦笑を受かべて。]
食べ物は、食べる為に用意されているんだよ。
[やや遠回しに、当然食べて良いのだと告げる。
先に行くクレストとマティアスの後を追おうとして、>>181 アイノの囁きを耳に留めた。]
……最初は慣れないだろう?
悪いひとたちではないのだし、馴染んでしまえば何ということもないんだがね……まあ、焦ることはない。
とりあえずまずは、腹ごしらえといこう。
[ある程度の距離を保ったままアイノに告げて、今度こそニルス自身も居間へと向かう。]
せんせも、ありが、とう……。
[胸が少しは軽くなった。足取りはふらつきながらも、それほど不確かなものではないのは、きっと道しるべがあるせいで*]
[慌てるなと諭す彼女には恥ずかしそうな笑みで頷き、後は食べながらぞろぞろと居間に戻ってくる人物達を迎える。
入って来る人物の中にマティウスのその様が見えれば、一瞬呆然とするが心配そうに彼がソファーに座るのを見届けて。見知らぬ少女が居ればそれがニルスの言ってた娘かなと頭の中で確認して挨拶をかけた。]
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