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[私の心は、決まっている。
けど、首を横に振った。
生き残る為にそれがなきゃ、なんて、言えない。]
……だ、って……私たちだけが、カノウくんのこと……仲間だって、思ってるなんて、………そんな寂しいの、嫌だもん。
鬼だとか、鬼じゃないとか、……そんなので別れ別れになっちゃうの、やだ……。
[泣かないように、泣かないように。
そう思ってるのに、勝手に声が震えて、顔がぐしゃりと歪むのが自分でも分かった。
嗚咽を堪えて、鼻を啜る音も抑えて、顔だけは上げない。
私が泣いても、どうにもならない。困らせたいわけじゃない、から。]
[テーブルの距離に甘えたのは、怖かったからでも、ある。
神の日記をチート日記と呼んだ彼女。
その反応が、どうしても怖かったから。…けど、]
……、あのさ、
[かたりと椅子を鳴らして立ち上がる。
2歩ほど歩いて傍らに行き、少し迷って彼女の頭に手を置いた。
抵抗がないのなら、少しだけ胸元に抱き寄せるようにして]
それ、…俺の台詞だろ?
鬼役だってバラしたら、クルミも…ソラも、
どこかに行ってしまうんじゃないかと思っていた。
けど俺の気持ちは、前と変わってはいない。
俺はさ…、鬼とか鬼じゃないとか関係なしに、
大切に思える人と生き延びたい。
自分の手の中に拾えるものだけ、拾っていたい。
[それは8thに語ったと同じく]
[ずるいのは、日記の機能で、使う人じゃない。
使う人は、みんな私と同じ。突然連れてこられて、突然こんなゲームに参加させられただけ。
その証拠に、カノウくんの手は温かい。
抵抗なんて出来る間もなく、抱き寄せられた。]
……ソラさんは、カノウくんが鬼でも守る、って言ってた。
私も、……同じ、気持ちだから。
……カノウくんにだけ、嫌なこと、させたりしないから。
私達も、仲間、だから。
[しゃくりあげて、震えた声は我ながらみっともない。
けど、伝えなきゃいけないことだけは、ちゃんと口にしたくて。
私はそっと、カノウくんの背中に手を回す。
抱き寄せるには拙い、触れるだけの動作。]
…っ、────…、
[クルミの言葉に、手が震えた。
彼女が俯いてくれていて良かった。
不意に目頭が熱くなって、言葉が途切れる。
ただ少しだけ、抱き寄せるだけでなく、
彼女の髪に頬を寄せるように顔を伏せた。
背に触れてくれる手の感触を感じながら、そうしていた。]
… ありがとう。
…、決めた。
俺は必ず、クルミとソラを守る。
仲間が何と言ったとしても、絶対に守るよ。
その為に、その他の人を排除することも──…
……俺はもう、躊躇わない。
[>>94 告げられる感謝の言葉。それだけで十分だと思ったのに、>>95 そこに重なるカノウくんの声に、私は首を横に振る。]
……守られるだけなんて、やだ。
私も、自分の手でちゃんと、仲間を守りたいよ。ううん、……守る。
[おじさんの姿が頭をよぎる。
私の決意は、守りたいものを守る為に戦ったおじさんの死を、無駄にするかもしれない。
それでも。
カノウくんの背中を数度撫でて、手を離す。
まだ、涙は止まってないけど、いつまでも甘えているわけにもいかないから、そっとカノウくんから身も離して。]
――――……頑張ろうね。
[私は、精一杯、笑う。]
…クルミらしいな。
[最初から彼女は、そうだった。
そこに惹かれた。知ってからは更に一層。]
ん…──分かった。
クルミは強いからなあ…頼む。
[ただ物理的なものだけじゃなく、彼女は強い。
腕の中の温もりを離して目が合えば、
泣き笑いのクルミの顔が眩しくて、どきりとした。
急に目のやり場に困って、思わず視線が泳ぎかけるが、]
──…ああ。
頑張って、一緒に生き残ろうぜ。
[笑顔に踏みとどまり、照れたような顔で大切な”仲間”へ、
スポーツの前にするように、打ち合わせる手を差し出した。]
[差し出された手に、私は勢いよく、自分の手のひらをぶつける。
ぱちん、と響く音は、開店前の静まった店内によく響いた。]
……間違ってデッドボール当てたら、ごめんね。
[濡れた頬をブレザーの袖で拭って、鼻を啜って、冗談言って。
此処で生き残ることの意味を、少しでも軽くしようとするみたいに、笑う。
いつしか温くなっていたコップの水に口をつけて一気に飲み干して、私は席を立つ。]
―――――……まずは、2番の子、だね。
[私ももう、迷わない。はっきりと口にして、カノウくんを見た。]
痛そうだから、全力で逃げるよ。
言ったろ?足にはちょっと、自信あるんだ。
[冗談に冗談を返して、同じく笑う。
人を殺すことが良いはずがないと、言ったのは本当。
10thの叩きつけるような声も、今も耳に残っている。
けれど、もう迷わない。迷わないと───決めた。
小気味良くなった手の向こう、クルミの笑顔に、うん。と、頷く。]
ああ。2ndか12thだと思っている。
ただ、どちらにしても俺かクルミの動きは筒抜けになるから──…
ソラにも話しておかないと、いけないな。
彼女の気持ちは嬉しいけど、俺がきちんと話をしないと。
[やるべきことを数え上げる。
移動しようとして、一度、大きな欠伸をしてしまった。]
― 屋上 ―
[さて、そこには誰か残っていただろうか。
ともかく、男はそのままグリタの死体や空と共にあった。
そして、表情は変わらぬまま、腕を組んで佇んでいる。
やがて、ヨシアキやクルミ、マシロが消えれば、ゆっくりグリタに寄った。]
――……グリタさん、
貴方の世界だけを、貴方は愛していましたか?
[そう尋ねて、首を振る。]
[奥からやってきた2ndとそれから――、
少し遅れて連れ立ってきた1stと3rd、11th。
9thの記録で知っていはいたし、10thの言っていた「手を組んだ」というのは確かな話らしい。距離感の近い空気]
………、
[薄闇の先を黙って見ていた]
……じゃあ、私からはソラさんに余計なこと、言わないでおくね。
[確かにそれは、自分で言わなきゃいけないことだと思うから。
思い浮かべる選択肢は、カノウくんと同じ。
頷いて、私は少しだけネギヤさんの顔を思い出す。
思わず、眉を寄せそうになったところに、カノウくんの欠伸を見て。]
うん。寝られる時に、寝ておかないと。
……風邪引かないようにね。
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