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[前のめりにゆっくりと倒れていくニーナに一瞥もくれず、ナイフを振って血を払うと倉庫の奥へ視線を向けた。
ラッセルの倒れていた例の場所へ。]
このバカバカしい集まりもこれでおしまいね。
[ナイフを突き立てるシャーロットを止めようとするが、
間に合わない]
シャーロット!ダメよ!
ニーナはただの村人よ!!
[鏡が反応しなかったからである]
[熱いと感じたのは一瞬で、恐ろしい勢いで、痛いほどの勢いで傷口から熱が抜け落ちて行った]
死んでも消えないんですね。
……ずーっと見ているんでしょうか、みなさん。見ていたんでしょうか。
[床に広がる血を見ながら、静かな表情]
どうしたら、楽になれるんでしょうね……。
なにを!
[それは誰に向けた言葉か。
道化じみた仕草でこちらを向くニーナへか。
ナイフを振りかざすシャーロットへか。
この場でもなお、普段と変わらぬ調子で、二人から目を離すヴィンセントへか]
やめなさい!
[反射的に、自分の手につながる愛娘を抱き寄せて視界をふさぐ]
[ローズマリーの声に愕然として振り向く]
・・・どうして、そんなことがわかるの?
だって、あんな芝居がかった態度で否定もしなかったじゃない。
……?
それは、私も知りたいですね、シャーロット。
[>>3倒れるニーナに目を見張るものの、人間、との叫びに問いかける]
――楽に?
[自らを死の淵にへと手を掛けた女は、
今、自らと同じ空間に居る事に、少しだけ不思議さを感じつつ]
なぜ、そう思うの?
[純粋な興味を抱き、尋ねた。]
[シャーロットとヴィンセントに答える]
うちに伝わる呪いの鏡…
本当に殺意を持つ人間を映すと一定時間後に割れるのよ。
でも…ニーナを映したこの鏡は反応しなかったわ。
だからニーナはただの村人なのよ。
[鏡面部分は隠してるが普通の鏡に見えるそれを二人に見せた]
ニーナがただの村人、ねぇ。
[ローズマリーの声が響く。
俄かにざわめき出す生の空間を、
何処か鏡越しに眺めるような眼差しを向け、指で顎を弾いた。]
じゃぁ、まだこの惨劇は終わらない、ってことだね。
ローズマリーが、WolFの手引きをしていなければ、だけど。
[鏡を見つめながら呆然と]
で、でも、ニーナはラッセルを…。
それにあんな話してたのよ?
なんでそんな話をしないといけなかったの?
あんなことを言わせた誰かがいるとでも?
魔女、霊媒の次は呪いの鑑か。
[ニーナを抱えて外へ向かいだす。
ドアでまごまごしたのち、退室間際にシャーロットへ視線を向けた]
ニーナのしたことと、シャーロットのしたこと、何が違うのかな?
[言って、倉庫を後にする]
[驚いた様子もなく青年を見た]
名を借りているのを見られましたか。
そうか、死者は、じぶんを殺した者と会えるんですね……。知っているのでしょうか。
[謝罪はなく。しばらく考え込むが>>+2に顔を上げる]
え?
ああ……死んだ人は楽になったと思っていたんです。もう、疑ったり、脅したり、傷つけたりしなくていいんだろうって。
でもこれでは──ただ、体が無くなっただけで──楽にはなれない。
[誰かを探すかのように、遠くに視線を置いた]
そんなものが。
[>>9ローズマリーが二人に鏡を示す様子を倉庫の入り口から眺めて。
一度、ニーナを抱くヴィンセントに視線を向ければ、昨日の惨事と重なって、目を伏せた]
[反射的にヴィンセントの言葉を否定しようとしたが口を開いても言葉が出てこない。]
……。
[倉庫から出ていく後姿を見送った後で再びラッセルの倒れていた場所へ視線を。]
でも、殺された人にとっては幸いなのかもしれません。
[視線をラッセルに戻す]
殺したものに……フクシュウする機会を得ることができますから。
名を、借りている?
[不思議そうに問い返した。]
そう言えば…――
[ふと引っかかる事を思い出し、しばし考え込んだ。
自室に仕舞いこんだ件の彼に対する、幽かな違和感。
あれはいつ、感じたものだったのだろうか。]
死んだら楽になれる、その話は幻想だよ。
死んだってしがらみから逃れられる訳でもない。
嫉妬も、独欲も、なにもかも全てが等しく存在する。
もちろん疑う事だって、ね?
―― 自宅・診療室 ――
[まだぬくもりのある身体から流れ出る血が点々と倉庫と医院の間を繋いだ。
田舎の小さな医院で出来ることなどたかが知れている]
君は、どうして僕を咎めなかった?
[ベッドに横たわらせたニーナの手を握る。
こわばった指先を開いて、手のひらで包み込んだ]
殺すなんて出来るわけないって知っていたんじゃないか。
[そうして、祈るようにニーナの名を呼ぶ。
答える声も、自分を呼ぶ声も聞けぬまま、翌朝目覚めたときに目にするのは、大切だった看護婦の*なきがら*]
一応、聞いておきたいのですが。ローズマリーさん。
その鏡で、今まで誰を見たのです?
それから、まだその鏡は機能していますか? 今、誰かを映したら、わかるのはいつです?
[>>+6 ゆるく頷いた]
ええ、変わらない……。
なら生きている方がましですね。
[小さな声で呟いた]
あなたは、つよいんですね。
[何かを思い出すように、やわらかく微笑む]
[ローズマリーに訪ねて、>>13それから、倉庫の奥を見つめるシャーロットに声をかける]
まだ、そこにいるのですか、ラッセルは。
[自分も、倉庫の奥へ視線をやって、目をすがめる。
いくらかそうしたあと、ウェンディを連れて、倉庫を後にした]
[みないようにしながらも、どうしても追ってしまう医師の姿]
どうして……違うって言ったじゃないですか。
[>>14>>15 目からは涙が落ちる*]
せんせぇ……そんなのはいやです。
[掛けられた声にも反応する様子を見せずじっとただ奥を見つめていた。
倉庫から人影が消えた後でぽつりと。]
・・・もういない。そんなことくらいわかってるわ。
― 自宅 ―
お休み、ウェンディ。
[いつもの挨拶。
少しだけ、もの言いたげな少女を部屋まで送る。寝付くまで、傍らで本を読んで]
――『狼』がわかる道具。そんなもの、間に合わないよ。友達が言い合う間に――
[読みかけた行、口を閉じる。
ウェンディは寝たようだった]
お休み、ウェンディ、リック。
[いつものように、二人の頭を撫でて、部屋を後にして]
――
[一度だけ、子供部屋を振り返ると、自室へと向かった。
その晩、ウェンディの身に何が起こるかなど*知りもせずに*]
生きている方がマシ、かは解らない。
でも、僕らはもう息絶えた。
それは変わらない事実でしかないよね。
[淡々と言葉を紡ぐ。
亡骸の傍に居る幼馴染の姿を見て。
―― 一瞬だけ唇を噛み締めた。]
強くは無いよ。
――ただ、
何かに責任を擦り付けるほど弱くもなければ、
自分の身に起きた不幸事を嘆くほど、弱くもないだけだよ。
[そう言って、死したばかりの魂に背を向ける。]
――理不尽な事も、死して尚、また変わらないね。
[>>16 ヒューバートに答える]
クインジーさんとラッセルさんとニーナさんよ。
今鏡に映して、結果が出るのは1日あとかしら…
実際に割れたのは見てないから…
[というとヒューバートを見送る]
[一瞬の違和感。身じろぎをして起き上がり、そのままふらりとベッドから降りる。外は静寂。そして窓ガラスに映った子供たち]
…あれ?
[その違和感に、振り返ってみたのは]
[医師が眠りに落ちてしばらくした後、先ほどの青年の問いかけに答え始める]
はい。私たちは地上には居ません。
でも──
[送る視線は、誰に向けたものか]
こんなことになるのなら、あの人には、生きて欲しい。
…!
[反射的に部屋を飛び出す。何かに追われる夢のように。階段を駆け降りると、家も飛び出し、走る。そして、村の中央に差し掛かったころ]
誰か……!
[とっさに人の声のした方に駆け込む。それが自衛団の中であることは確認もせず]
あれ…?
看護婦のおねえちゃん。
…ラッセルにい?
[それは自分の目の前で命を落としたはずの。
言葉を交わしていた二人を呆けた様子で見つめた]
あなたは強い。いえ──……私や、私の周りの人たちは弱かった。
自分が「犯人」でなければ、「誰か」が犯人であるだろうと思い、疑い、「被害者」であるがゆえに、「加害者」へ向ける悪意には制限がない。
一番理不尽なのは、最初に手を下したものだ、とは思います。
けれど、そこから起きたことは─…。
あなたたちのように強ければ、こんなことにはならないのかもしれませんね。
[少しだけ間があった]
もしかして、あなたは、人を殺したことがありますか──?
ウェンディさん。こんばんは。
[少女に柔らかな笑顔を向ける。かつて医院に居た頃によく見たような]
もう、大丈夫ですよ。
"ここ"ではもう、あんな目にあうことなんて、ありません。
[歩み寄ることも、手を伸ばすこともなく、距離を置いたまま]
こんばんは。
[反射的に答えて、我に返る。じっと、看護婦の顔を見つめて]
ここって、どこ?
夢の中?
[扉に手をかけたまま、問うた]
死んだ?
[一瞬、飲み込めず瞬く。そして、足に目を落とし、再び看護婦と隣の青年を見比べて]
…ウェン、死んじゃったの?
[もう一度繰り返すが実感はなく。考えて、さきほどの部屋の風景を思い出した]
…あ…。あれ…。夢じゃないんだ。
[独り言のように呟いた]
ええ。
……あなたは何も悪くありません。
[何かを言いかけたが、言葉を変えた。
つられるように足をついと動かすが、体は*動かなかった*]
「あのひとには生きて欲しい」
純粋な自己犠牲的な考えだね。
――でも、その考えは僕は好きだよ。
綺麗で、はかなくて…美しいから。
[つい、と振り返り、看護師の瞳を捉える。]
やぁ、おはよう、ウェンディ。
お目覚めはいかが?
[まだ全てに対して曖昧な表情を浮かべる、幼顔に
首を傾けにっこりと微笑んだ。]
夢の中――、確かにその言葉は的確かもね?
残念ながら僕も判らないんだ。先に着ているけどね?
[再びニーナに向かい合う。
なぞる言葉。「強い」と称される自分と、
[弱い」と絡げられた他の者。
違う、と首を横に振り、言葉を選ぶかのように口を開いた。]
僕は強くは無いよ。
「自分」が犯人でなければ、
「他人」を犯人だと思うことは、当然の事じゃない?
他の人たちは、
人間として正しい反応に忠実なだけだよ。
「手に入らない」ものを、「欲しがらない」弁えを知る、ね?
[以前、クインジーに投げ掛けた言葉に似た言葉を引き摺り出し]
――ひとを…? さぁ?
あぁ、でも…
[思い耽るように、一瞬だけ視線を宙に惑わし、
瞬きをして再び看護師を見つめる。
妖美な色を瞳の奥に揺蕩わせて]
僕は欲しいと思ったものは、手に入れたいと思うんだ。
仮令神さえ躊躇うことであろうとも、ね?
それが…ひとを殺めることと等しくなるのかどうかは、
僕にはまだ、解らないね。
[虫の息で置き去りにしてきた、若き書生を思い出し、
くつりと意地の悪い笑みをひとつ、浮かべた*]
― 自宅・早朝 ―
[『ウェンディの死を、隠してほしい』
自室。
ジェーン宛にひとつ、書き置きをする。彼女なら、自分が何を考えているのか、わかってくれるだろうと思った。
今はまだ、ウェンディの死を知るものはいないだろう、自分と、犯人以外は]
認めることができなかった。
そして今も、認められずにいる。
[少女の姿を見て、自分は、声も上げられず、泣くこともできなかった。
自室へ連れて帰り、寝かしつけるようソファへ横たえ、傍らに本を置いた]
ウェンディ。
[名前を呼ぶ。
それから、少女の頭を、撫でた]
― 診療所 ―
[戸を、叩く。
懐には、梟の彫りが施されたペーパーナイフ]
先生、いらっしゃいますか。
[いつもと変わらぬよう、表情を整えて、*待つ*]
[言葉を飲みこんだ看護婦をじっと見つめる。
青年に微笑みかけられ、そちらに視線を移した]
ん…。
[いかがと問われて、スカートの裾をあげてみたり、手を開けたり開いたり]
よく、分からないけど。悪いところはないみたい。
ラッセルにいは、お元気?
[一昨日の晩、対峙していた二人の様子を不思議そうに眺めて]
天国、だとしたら思っていたところと違うわ。
[庭で詰んだ花を手に握らせたニーナから離れ、玄関へ向かう。
寝不足の顔でヒューバートを出迎えた]
やあ。
昨日は戻らずにすまなかった。
……ニーナは助からなかったよ。
[自嘲する様に言って、壁に*もたれかかった*]
私も、会わせていただいてもよろしいですか?
[>>26疲労の色濃い医師の表情をみて、息を吐く。許可があれば、ウェンディと同じように命を落とした看護師へ、黙祷を捧げるだろう]
ヴィンセント。
あなた、これからどうします?
[医師を振り返って、訪ねるのは、表情を落とした顔。
懐のペーパーナイフを取り出して*]
容疑者、あなたも私も。残りは少ない。
解決方法は、簡単だと思いませんか?
そう、それは良かった。
死して尚、苦しむなんてナンセンスだしね?
[特に 不自由の無さそうなウェンディに、
向ける微笑みは柔いもの。]
僕は変わらずって所かな?
でも、確かに此処は天国と言う場所とは。
程遠いよね?
― 自宅 ―
どういうことなの…?
[ニーナが村人だった。しかし、まるで自分がWolFだと言わんばかりの行動に首をかしげる]
なんのつもりで…あんなことしたのかしら。
[分からない事ばかりである]
『私が死んだら解決するのか?』と、ニーナは言っていたよ。
僕には今でもわからない。
どうしたら解決するのか。
ただ僕は思っている。
容疑者の中に本当に犯人がいるのなら……
[鈍く光るペーパーナイフから目を離し、戸棚からメスと包帯を取り出し、ぐるぐると刃先に布を巻きつけてから内ポケットに仕舞う]
皆殺しにすれば解決する。
あなたのナイフは、誰に向けられるのでしょう。
大事なものは、その腕に抱きしめて離さない方がいいと思いますよ?
[ヒューバートの傍らに居ない、小さな双子の少女の名は口にしないままのアドバイス*]
それにしても…
[この村の人間はいつのまに簡単に人を殺めるようになったのだろうと深く憂える]
もしかしたら…鏡の精度が落ちたのかしらね…
[ため息をつく]
[>>30薄い光を鋭く反射するメスに目を細めて、口元に乗せたのは、ほんのりとはしていても、確かな笑み]
なるほど、同じ結論。
[容疑者。
容疑者としてアーヴァインにあげられた人物]
あるいはこの結末こそがアーヴァインの仕組んだことだとしても……そう、その結論は、おそらく正しい。
[ペーパーナイフを手で弄び、言う]
[>>31アドバイスに、目尻にしわを寄せて]
ありがとう、ヴィンセント。
あなたがそれを本心で言ってくれいてるのならば……私はもう、あなたを疑わなくてよいのでしょうけれど。
[目を離せずに、けれど少しだけ、目元をゆがませた]
私にはもう、この世を判断する『基準』がない。
あなた、私を死ぬ気で説得しなさい。そう、言うつもりでしたが。
[くるりと指先で回したペーパーナイフを相手に向ける*]
あなた、私に殺される前に、ニーナの仇をとるつもりが、ありますか?
自己犠牲?
[>>+26 はっきりと否定の色をのせた視線を返す]
「生きて欲しい」というのも、願い……欲望です。
自己犠牲で、大切な人が助かるなんて、幻想です。遺る人が生き残る可能性など、ごくわずかです。
私は、自分が楽になりたかった。それだけなんです。
そのために、利用してはいけない人を利用してしまった。
[ウェンディを、ラッセルを、そしてここには居ない誰かを思い目を伏せた]
……いま、それにきづきました。
死して尚…。お兄ちゃんは苦しかった?
今はもう苦しくないの?
[首をかしげて問うと、支えていた扉から離れて、
一歩だけ2人に近づいた]
ママは死んだら天国に行くのだと言ってたのに。
本当は違うのね。
ママも、嘘をついたりするの、ね。
…おねえちゃんも、嘘をついたの?
[楽になりたかったというニーナに問うた]
悲しいことに、ニーナが何を望んでいたのか、僕にはこれっぽっちもわからないしね。
[メスを取り出さぬままに薄く笑う]
この世界は色を失ってしまった。
僕が詩人だったら、そんなことを言っていたかもしれない。
たくさんのうそをつきました。
……願うものは手に入らないと、あきらめて……楽になろうとしたのが、一番おおきなうそ、なんです。
強い願いは、誰かを傷つけるかもしれません。
でも……どうせなら、私は、願いを叶えようとするべきだったんです。
[少女に問われたというのに、酷くあやふやな、混乱するままの答え]
ニーナの医師がWolFと同じで、あなたを殺すことであれば、私はあなたを殺しましょう。
あなたは、そう、思いますか。
[ペーパーナイフを構えたまま、ヴィンセントに問いかける]
ウェンディは、死にました。私の世界も色を失った。けれど……っ!
[ナイフを握りしめる。その手が震えた]
彼女が望まなくても。
私はこの『物語』を終わらせる。せめて……
[表情は、なにも映さない。ただ静かな声が、一瞬だけ揺らいだ。深く息をすって、吐く]
そうしなければ、私が『終われない』!
だから……最後まで見届けなくてはいけないんです。
[ゆっくりと目を開けると、ウェンディとラッセルに頭を下げる。
そしてゆらりと自警団倉庫を離れ、医院の前に──男性二人の傍らへ]
どのみち全員殺す。
あなたが言ったことです。容疑者全員排除する。
[ナイフを構えたまま、一歩、歩み寄る]
答えなさい。
ウェンディを殺したのは、あなたですか?
[振り絞るような声で、最後の問いを、する*]
[彼らのやり取りを、沈うつな面持ちで見つめている。
何かを言いかけるが、言葉が出てこない。
色を奪ったのは自分自身だと、よく分かっていたから]
[ウェンディが死んだ。
ヒューバートの言葉にわずかに目を見張る]
ああ、僕が殺したんだ。
[怒りか悲しみか、それとも別の何かなのか、目前の男の感情は測り知れなかった。
ナイフを持つヒューバートの手首を握り締めて、自分の頚動脈へ刃先を当てさせる]
そう言えれば、君はもしかしたら少しすくわれたのかもしれないね。
[かすかに呟く]
色を失っても……いつか……別な色が見えることもあるんです……。生きていれば。
私が、色を奪いましたが、ほんとうには、奪えるものじゃないんです。きっと。
たくさんの…うそ。
[繰り返して、彼女の答えを聞いた]
…どこに、いくの?
何を見届けるの。
パパ達はまだ、狼を探しているの?
まだ終わってないの?
[問いには答えぬまま彼女は外に出る。
閉じる扉を見た後に、残された青年を振りかえる]
ウェンディがWolFにやられたのなら、今の君の様子から考えるにヒューバートはWolFではないね。
そして、ニーナもWolFではないということになる。
[緩んだ表情を見せてから、審判を待つかのように一度目を閉じた]
仇討ちの最短ルートは僕を飛ばすことだ。
ローズマリーとシャーロット、僕らが一人ずつやったらいいんじゃないかな。
ウェンも、行くね。
[誰も訪れない、この場所をあとにする。
父を捜さねば。当てもなく駆けだす。]
パパ…!
[彼を止めようとしたその声は、届かない*]
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