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[前のめりにゆっくりと倒れていくニーナに一瞥もくれず、ナイフを振って血を払うと倉庫の奥へ視線を向けた。
ラッセルの倒れていた例の場所へ。]
このバカバカしい集まりもこれでおしまいね。
[ナイフを突き立てるシャーロットを止めようとするが、
間に合わない]
シャーロット!ダメよ!
ニーナはただの村人よ!!
[鏡が反応しなかったからである]
なにを!
[それは誰に向けた言葉か。
道化じみた仕草でこちらを向くニーナへか。
ナイフを振りかざすシャーロットへか。
この場でもなお、普段と変わらぬ調子で、二人から目を離すヴィンセントへか]
やめなさい!
[反射的に、自分の手につながる愛娘を抱き寄せて視界をふさぐ]
[ローズマリーの声に愕然として振り向く]
・・・どうして、そんなことがわかるの?
だって、あんな芝居がかった態度で否定もしなかったじゃない。
……?
それは、私も知りたいですね、シャーロット。
[>>3倒れるニーナに目を見張るものの、人間、との叫びに問いかける]
[シャーロットとヴィンセントに答える]
うちに伝わる呪いの鏡…
本当に殺意を持つ人間を映すと一定時間後に割れるのよ。
でも…ニーナを映したこの鏡は反応しなかったわ。
だからニーナはただの村人なのよ。
[鏡面部分は隠してるが普通の鏡に見えるそれを二人に見せた]
[鏡を見つめながら呆然と]
で、でも、ニーナはラッセルを…。
それにあんな話してたのよ?
なんでそんな話をしないといけなかったの?
あんなことを言わせた誰かがいるとでも?
魔女、霊媒の次は呪いの鑑か。
[ニーナを抱えて外へ向かいだす。
ドアでまごまごしたのち、退室間際にシャーロットへ視線を向けた]
ニーナのしたことと、シャーロットのしたこと、何が違うのかな?
[言って、倉庫を後にする]
そんなものが。
[>>9ローズマリーが二人に鏡を示す様子を倉庫の入り口から眺めて。
一度、ニーナを抱くヴィンセントに視線を向ければ、昨日の惨事と重なって、目を伏せた]
[反射的にヴィンセントの言葉を否定しようとしたが口を開いても言葉が出てこない。]
……。
[倉庫から出ていく後姿を見送った後で再びラッセルの倒れていた場所へ視線を。]
―― 自宅・診療室 ――
[まだぬくもりのある身体から流れ出る血が点々と倉庫と医院の間を繋いだ。
田舎の小さな医院で出来ることなどたかが知れている]
君は、どうして僕を咎めなかった?
[ベッドに横たわらせたニーナの手を握る。
こわばった指先を開いて、手のひらで包み込んだ]
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