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[やっぱり喉が渇いて仕方ない。
ふらつく足取りで、でもどうにか部屋を出ると]
ポルテさん。
すみません、お世話をかけてしまって。
……水を一杯もらえませんか。
[しっかりフォルカーを片手に抱え。
でも、肝心の持ち主の姿はもう店になかった]
あら。起きられました?これから、お越しに行こうと思ってたのですが。
はい、お水。
[今度はちゃんと確かめて。つまり自分で飲んで確認してから]
あら、それは、プーちゃんのお人形さん?
結構前から目は覚めていたんです。
それなのに居心地よくて、のんびりしてしまって。
[コップを受け取る。
今度こそ普通の水で、安心して一気飲み]
ええ、プレーチェさんの。
いつの間にか枕元にいたんです。
彼女はもう帰ったんですか?
[そういえばさっき車の音がしたような]
あら、そうなんですか?さっきちょっと覗いたら、3人ともぐっすり眠っていたような…。
[だとしても、特に変わることもないかと、途中でとめ]
プーちゃん、帰りましたわ。お迎えが来て、つい先程。
プレーチェさんって言うの?ご存じでしたの?彼女?
[どこで本名を聞いたのかが疑問だったり]
[スナックの店内に「[煙突の中]で[間違った方向に出発した]」のメロディが鳴り響いた。
それは明らかにフォルカーから音が漏れていた。確認すると羊の腹にチャックが付いている。
チャックを開けると携帯電話が仕込まれているのがわかるだろう。
鳴り続ける音楽、電話を取れば知らぬ成人男性の声で]
「身内が忘れてかえったようだ。明日にでも誰かに取りに行かせるから渡してくれ」
[それだけ告げて電話が切れた**]
[ポルテの言葉に、改めて先程までのあれこれが夢だったのではないかと思われた。
だが、考えて真実に辿りつけるものでもないだろう]
夢を見ていたのかもしれません、長い夢を。
[何故なら]
彼女の名前をこのフォルカーが教えてくれたんですよ。
多分、本当の名前だと思います。
……酔っ払いの言い分ですけどね。
[苦笑。
空のコップの冷たさが、温くなっていく]
[そうだ、エビコやネギヤも水を飲んだほうが良い。
だがその前にポルテに問いたい事があった]
あの、
[少し迷いを見せてから]
寝ているとき……僕の頬に何か、ついていましたか?
[首を傾げる。
頬に触れた何かを、不思議とはっきり覚えていた。
そして霞んだ後ろ姿も]
夢ですか。
そんなに長い間ではありませんでしたけどね。
[首を傾げ]
お人形さんが教えてくれたんですか?
[更に首を傾げ]
[頬に何かついていたかと問われると、少し戸惑い]
え、いえ…あ、はい。チョコの欠片が…。
[と、誤魔化した]
そういうこともあるんですね。
[何を言っているんだこの人は、と思われただろうか。
今更少し恥ずかしくなった。
でもあの出来事を否定したくはない]
フォルカーが特別なのかな。
[羊の鼻先を所在なさげに指でくすぐって]
ああ、そうだったんだ……。
[でも確か、チョコは一口で食べたはずなのだが。
不思議に感じたことは表情に表れたかもしれない]
でも、夢ではなかったということですね。
[それだけは分かった。
そして彼女に視線を合わせた瞬間、明るいメロディが静寂を破った]
プーちゃんは、フォルカーとずっとお話してましたものね。そういうこともあるかも知れませんね。
[あえてフユキの言葉を否定することはせず]
特別なのかも知れませんね。
[フユキとフォルカーの間であった出来事は知らないが、何かあったのかも知れないなとは思いつつ]
[きょろきょろとして。
それがやはりフォルカーからだと確信するに至ると]
あ、チャックがある。
[躊躇いがちに開ければ携帯電話が]
どうしましょう。
ええと、とりあえず僕が出ておきましょうか。
プレーチェさんかな。
[戸惑ったように確認をポルテに向け。
ピッと通話ボタンを押せば、見知らぬ男性の声]
もしもし、……え、はい、分かりました。
[挨拶する間もなく、切れた。
なかば呆然としたまま物言わぬ携帯を見下ろす]
家族の方……みたいですね。
明日、どなたかが取りに来るそうです。
[ということはこの店を知っているのだろう]
[携帯の着信音に振り向くと、フユキの手元から音がした。
フユキが戸惑いながらも、フォルカーから携帯を取り出して話をしているところを、黙って見ていた]
そうなんですか…。それ、プーちゃんの携帯代わり…というか、携帯カバーなんですね。
どなたかが取りに来られるなら、忘れ物ということですね?じゃあ、わたしが預かっておきますわ。
[と言って、一旦フォルカーを預かることにするだろう]
[フォルカーと携帯を手渡して]
もう、閉店の時間かな。
[この店には時計がない。
自分もここを訪れる時は時計をしないことにしている]
最後に一杯いただけますか。
ノンアルコールで。
[エビコたちはまだ起きてくる気配がない。
家族が迎えに来たりするのだろうか]
まあ、一応は。
[それでも、いつも客がいる限りは、開けてはいるのだが]
ノンアルコールですね。甘めが良いですか?それとも、すっきり系がいいですか?
[とりあえず、ふたりっきりの時間を楽しむことにした。
いえ!ルリがいることに気がついた!]
[ジャズの調べに耳を傾けながら]
では、すっきりのほうでお願いします。
[ポルテが飲み物を作る様子をぼんやり眺めているだろう。
眠気はもうなかった]
じゃあ、すっきり系で。
[レモンとか、なんかいろいろ用意して、ノンアルコールのカクテルを作る。
フユキの視線がすごく気になったり]
はい、どうぞ。
[レモン系のスッキリドリンクをフユキの前に差し出した]
ごゆっくり。
[今度は、こちらがフユキの動作をぼんやりと眺める番]
[緩いムードジャズに身を委ねるようにして黙ってフユキを見つめているうちに、なんだか急に睡魔が襲ってきたような気がした**]
[かくん…]
(おっと…)
[一瞬だけれど、寝オチていた]
村下先生、お口に合いますか?
[とか言って、誤魔化した。多分みられていないはず]
[二人のムードもなんのその。
ぐっすみん]
だからぁ・・・
[ごにょごにょと寝言を呟いている]
だからですねぇ・・・
[ゴロンと寝返りを打って]
・・・だからそれは私のハムだっていってるじゃないですかぁ・・・
[ぐっすみん]
[すっきり系のカクテルは爽やかな味がした。
ポルテの視線を感じつつ、目を合わせられるでもなく、並ぶ酒の瓶などに彷徨わせていると]
……あ、
[こくり、とポルテの頭が動く。
きっとこの静けさに眠くなったのだろう。
思わずくすりと笑ってしまった]
はい、とても美味しいです。
ポルテさんも一杯どうですか。
[きっと自分が彼女の一瞬の寝顔を見たことには、気づかれていないはずだ]
[こちらにも当然、エビコの寝言は届き]
そうですね。
彼女のご主人も心配されるでしょうし……。
[と、頷く。
ネギヤはまだまだ起きない気もするが]
[しかし。
起こしに行こうとするポルテを、ふいに呼び止めた]
あの、その前に。
あなたに渡したいものがあるんです。
[席を立つ。
そして二枚のチケットを取り出すと、片方を差し出して]
友人に貰ったんです。
誰かと一緒にというと……ポルテさんしか思い浮かばなくて。
良かったら。
もふもふのママとしてでなく、ポルテさんとして、ご一緒してくれませんか。
[柔らかな視線を向ける。
どんな答えであれ、ゆっくりと待つだろう]
[奥の部屋へ、エビコを起こしに行くところで、呼び止められた]
チケット…?これは…?
ええ、それは、もちろん!喜んで!
[大きな笑顔で歓迎を表し]
ありがとうございます。
[返って来たのは、華やかな笑顔。
ほっとしたと同時にこちらにも笑みが浮かぶ]
僕は休みが不定期ですから。
ポルテさんの都合の良い日にしましょう。
……よかった。
[小さな声で付け足す]
実は店に来たときから、渡すタイミングを伺っては失敗していたんです。
[恥ずかしくなり、無意味に眼鏡を掛け直す。
ポルテがエビコを起こしている間に、自分はネギヤを起こすべく格闘するかもしれない]
わたしは、いつでも。
あ、もし夜時間が良いなら、日曜日なら。平日なら、開店前までに戻れれば大丈夫ですから。
すぐに言っていただければよろしいのに。
[とは言いつつも、周りを気にする体で。ルリはこっちを見ているだろうか?]
じゃあ、携帯にご連絡ではいかがですか?
[そう言って、携帯を差し出す]
あ、そうですね。
携帯があれば連絡がとりやすい。
[うっかりしていた。
すぐさま携帯を取り出せば、番号などを交換するだろう]
じゃあ、明日の昼間にでも、ご連絡いたしますね。
デート期待してますよ。
[と、フユキにウインクして、奥の部屋へ]
エビコさん、そろそろ起きて下さい。
[起こしに行った]
[デート、という言葉とウインクに。
かなりドキッとしてしまったのは内緒だった]
ネギヤさん、ネギヤさん。
そろそろ起きてくださいよー。
[ゆさゆさ]
エビコさん、すきやきの夢でも見ているんでしょうか。
[後ろから聞こえる声に。
殴りかかっているとは露知らず、振り返る]
……!? だ、大丈夫ですか!
[庇おうとしたが間に合わなかった。
倒れたポルテに手を差し出し]
エビコさん、どなたかと戦う夢でも見ていたんですか?
[おはようございます。
悪気はないのは丸わかりなので苦笑]
だ、だいじょうぶ…です。
[顔を押さえながら、フユキに手を差しのばし]
エビコさん、起きました?
そろそろ、お帰りになる時間ですよ。
あ、そうですかぁ。
じゃあお邪魔しましたぁ。
[寝ている間に起きていた出来事はしらんが]
・・・なんか幸せそうですねぇ、ふふー。
[ネギヤが起きない。
仕方ない?ので、その辺に転がっていた(エビコの)ネギで頭をぺしべししたら、どうにか目を覚ましてくれた]
ほら、帰りますよ。
[と、自分は帰る前に]
ポルテさん、打ったところを冷やしましょう。
[濡れタオルをぺたり**]
じゃあ、おやすみなさいませ。
[そう、エビコを見送ってから]
では、明日またご連絡しますね。
[そう言って、最後にフユキを送り出し、スナックを閉めた]
今日は、なんだか賑やかだったなぁ。
[そしてしばらく店の中でのんびりしてから、自分も帰宅した**]
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