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あ。どうも。外は寒かったでしょう。どうぞこちらへ。
[グレンと名乗った男には快く頷く]
コーネリアスと申します。旅をしておりまして…この村の名物でも楽しもうかと思っていたのですが。
[名を尋ねられればそう答えるだろう。段々と指先が暖まってきた]
こんな噂が流れてる時じゃなければよかったのですけれど。名物楽しみだったのに。確かなんでしたっけ、頭に“バ”の付く、ええと……
[村の名物の名が思い出せない様子で悩んでいる]**
ビスマジッルヒッサコブラルディカデロス。
略して「バロン」。
[小さくドアの軋む音だけを立てて、彼は室内へ滑り込む。
さらさらと雪は室内に舞い落ちるが、寒風は最小限に抑えられただろう。]
確か村の名物ってそんな名前だったはずです。
[見慣れない人物によそ行き顔の微笑みを一つ浮かべ、若齢者はコートに積もる雪を手で*払った*]
グレンも呼ばれたのか……
そちらは見ない顔だな。
[手袋をはめた手を小さく振って会釈。
もう一人の客人には酒場の営業スマイルを向け、簡単な*自己紹介をする*]
…………。
[衝撃に耐えられなかった体は、床に手を着く形で崩れ落ちる。
痛みより気恥ずかしさといらつきに、内側に伏せた表情を彼は一瞬だけ歪めたが、何事もなかったかのように立ち上がり、膝に着いた汚れを叩いた。]
あ、グレンさんご無沙汰しております。
いつも野菜を届けていただいてると、実家の両親からも窺っています。
[所作の粗い訪問者はさておき、先客にも不謹慎かと迷ったが、日ごろの礼と並べよそ行きの笑顔を浮かべる。
あわせて、見慣れない長髪の姿にも短い自己紹介を告げ、彼は少し離れた椅子に腰掛ける。]
変な噂も疑いも雪も、早く止んで欲しいですよね。
[ひとりごちると、鞄から本を出し視線を落とす。
ページを捲る音はさらさらと雪のように舞い、意識は嫌疑から物語へと*落ちていく*]
[読書の邪魔をしないよう静かに……などという気遣いを見せることはない。
そういうことが得意なのは酒場の主人の方]
マスターの姿が見えなくてね。
代わりに探しておくからなんてアーヴァインは言っていたけど、どうなんだか。
[入り口と暖炉の間に位置する窓の曇りを拭い、外を眺める]
人狼がどうの言っていたし、心配だ。
[ため息は、窓を再び*白くした*]
ん、ありがとな。
…へぇ。こんな時期に旅かい?色々タイヘンそうだなぁ…
名物?あぁアレな…。えぇっど…名前は何だったか
[確か複雑で憶えにくい名前だった筈だと、記憶の糸を手繰り寄せているとドアの軋む音と共に澄ました声がした>>7
と同時に、聞き憶えのある大きな声も>>8]
お!?おぉ…ローズマリーとラッセルかい。びっくりしだなぁ
こんな時でなけりゃ、そろそろ酒場に顔見せに行こうと思ってたとこだ。
そんで、ラッセル。野菜だがまだ結構余ってるから、また今度送るって伝えといてくれるか?
[既知の者達に近況を伝えると、考えるように手を顎にあてて何かを思い出そうとする]
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