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あたたかいところに行きたいのなら、
連れて行っても良いのだけど……
………彼女は、いや。
[トゥーリッキの傍らにあるあの入れ物。
…は何があるのか──蛇が入っているのかを知らない。
ただ、よくないものが入っている気がして
あまり近寄りたくはなかった。]
[ミハイルが、村人たちに逃がすだけで良いのかと問いかける。>>217
ニルスがそれならば殺せばいい、と冷酷に言い放った。>>218
彼の相棒に接する態度を見て、悪い人物ではないと思っていたが、人間相手ではそうでもないのかもしれない。
そしてイェンニの主張。>>219
軽くため息をつき、]
あなた方は、どうしても私を殺したいようですね。
ええ…他の場所のことを言ってもむだでしたね。
それは失礼。
確かに雪が降り出したのは私が来た直後だ。
しかし、あの日ここに来たのは私だけではないでしょう?
祭りがあったから人が集まった。
来た直後に雪が降りだした人なんて、大勢いるはずなのに…
なぜ「私が」来たせいで雪が降ったことにされているのか、全く理解できない。
/*
この展開考えると私が霊能じゃなくて良かったな…。
役職どうなるにしろ、この蝶スキー!死んでたらまあ人間もスキー!な狂人要素は抜くつもりなかったし…素村に感謝。
その手記とやらは伝聞でしか聞いたこたぁねえな。
[>>223学者のゆったりとした口ぶりに耳を傾けながら。
実際にそう。目も向けていない。
相棒が思念で教えてくれたので、目を通すまでも無い。
気になるのは、ドロテアの声が聞けるとかいうマティアス。
誰に誘われたかまで打ち明けるようであれば、
能力者の懸念のある盲の男を、即刻『取り込む』べきで。]
…悪霊だのなんだのはよう分からんが、
昔、似たような騒動に遭った事がある。
そん時に、異能を持った連中が存在した。
『占い師』だとか、『霊能者』だとか…
『守護者』だとか。
占い師は、異形かそうでないかを識る者、
霊能者は、魂の色を見分ける者。
守護者は、誰か一人を死から護る者。
この中に居るかどうかまではわからねえけどな
[マティアスを『取り込む』決心が現段階でつかないのは、
守護者が居た場合に阻まれる可能性が高い事。
守護者が自らの力を知覚せず、
只の気狂いの盲とでも思ってくれていれば良いが、
さて、―――どうなのだろう。
ミハイルが難を逃れた騒動の内には守護者は存在したが、
今回、それが居るか否かも経験則では測れぬ事であり。
実際は此処に存在しないという事実も、識れず。]
[ミハイルが自分に何を重ねているのかなど、
司書が知る事はない。
ただ、時折見せる彼の優しさの混じった視線が、
とてもむず痒く感じることはあった。]
[くしゅん。]
[時折、閉じてしまいそうになる瞼を、
必死でこじ開けながら。
話の行く末を見続ける司書の脳裏に過ぎるは、
どろり、どす黒い色。]
かといって、やっぱここにはナッキがいないよね!ってなると、そんじゃどこにおんのよって話になるし……
コテージ内で完結させるには色々と難しい……。
[トゥーリッキもまだ諦めていないのか、主張を繰り返す>>225。彼とはユラノフのように衝突する事などなかったが、恩もなければ情もない。その主張に対し、冷たく言い放つ]
所詮、みな泥の塗り合いだ。
理由なんてこじ付けでいい。自分が、友が、殺されなければ誰だっていいんだよ。
多くを語る人間はそんなものだろう。
[これだから嫌いなのだ、人間は。馴れ合って、傷の舐め合いをして、絶壁へと立たされば醜い面を表に出し始める。その逆も然り。それが人間らしさなのだろうと言われたら頷くしかないのだが、たとえそれが事実だろうとニルスはそれを知るのが早過ぎた。彼がこうも皮肉屋で、冷酷な人間となったのはそのせいなのかもしれない]
村人イェンニだったら理由なんてどうでもいいのよここから出ることができればっていえるんだけど………。
ナッキイェンニさんはそういうんじゃないからなぁ……。
[そんな中、クレストは自分に手を下したくはないと言う。>>220]
ありがとうございます。クレストさん。
>>222
ミハイルさん、罪のある首だけを落とせ、と言われているなら、
私を殺せば、あなたもまた、罪に問われることになりますよ。
誓って言いましょう。私はナッキなどではない。
…まあ、何を言っても、無駄なのでしょうけどね。
[ニルスの言葉>>230は、冷酷なようで最も真理に近いように思えた。]
同じ存在を殺すのは、
仕方がねぇ事かもしんねえなあ。
俺とあんたはどっちが長生きかね?
元は人間だったが、その頃は随分殺したなあ。
[彼女の独り言も脳へと浸透し、懐かしむような言葉を。]
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