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え──。
[さっきまでと変わらぬ店内。
こつりという音とともに、こんぺいとうが床に散らばる。
ペケレ、ニキ、グリタの姿だけが無かった]
/なか/
Σちょ、ま!
あんだけ死亡フラグ立てても無理ですか先生orz
しかも吊られ前提だから襲撃先適当だったし!いつの間にかLWだし!
―――――…。
[聞いただけだったが。
目の前で見れば納得はいく。]
神隠し……。
気持ち悪い。
[悦子がいたところ。
真珠の耳飾りがきらり光る。
空を見上げた。]
/なか/
手紙は死亡予告……。そっち優先か。
霊媒いないと墓下の様子が。めそり。
手紙もらって次の吊りもらいにいく?
でもLWだしなぁ。へにょ。
……え?
また消えた――!?
[先ほどまでそこにいたはずのペケレとグリタが突然姿を消した。
さながら、昨日のネギヤのように。
床に広がる砂糖の星を掬いあげるが、すぐにかき消えてしまった]
…これは、狐に化かされたみたいだわ。
[ネギヤの時は暗くてよく見えなかったが、明るい店内で起きた出来事に呆然として、額に手を当てる]
―蛍川―
えへ、ちょっと写真屋さんへ行くところなの。
あなたは……
[尋ね返そうとした時、]
――きゃっ!
[勢いよく駈け過ぎて行った何者かに突きとばされ、
よこざまに転んでしまう。]
[>>205 ヨシアキの言葉に不思議そうに]
村が変われば人の心もかわるんか?
祟りだ何だって・・・結局人の心だろう
あんたは 変わりたいのか?
それでこんな無茶な事を?
俺にはわかんないな・・・
[そういって 青い空を仰いだ]
あの…佐伯さん、お電話お借りしてもよろしいですか?
[店主の姿があることにほっとしながら、駐在に電話を掛ける]
まるで冗談みたいですが──。
[そうして事情だけを簡潔に説明した]
あるのは、手紙と真珠の耳飾。
こんぺいとうは…消えてしまうのね。雪みたい。
[先ほどまでペケレが持っていた手紙を拾い上げる]
――――…。
神隠しなんてありえない。
[唇を噛む。]
だって神様はいない。
いるはずない。
[いつもの空なのに、酷く違って見えた。]
先生。近くにいるかもしれない…探すべきですか?
[首を傾げた。]
ん……
[夢を、見た]
[太陽が月に蝕まれ、辺りの空気が冷たくなる。
それは夢というにはやけに実感を伴った何かがあって、女はゆるりと目を開いて、しばらくぼんやりしていた]
痛い……!
[頬に刺さる何か。上体を起こすと、床一面にこんぺいとうが散らばっていた。
恨めしげにそれを見ながら頬を擦る]
どんな風でいくのかな。
こちらからは見える設定なのかしら?
見えたり聞こえたりした方が楽しいけども。
じゃあ、ここはどこ?私はグリタ。
[蛍は見た]
[荒れ狂う川の水面の下]
[闇に堕ち行く男の姿と]
[彼と黄泉でも離れまいと、
手首に固く結んだ数珠に]
[引きずられて堕ちる女の姿]
[すると 白い子猫を抱いて うろうろしている老婦人の姿が目に入る]
萩原んところのおばあちゃん
どうした?
[声をかける]
神隠しはありえない。先生もそう思うわ。
でも2人が居なくなってしまったのは本当だし。
神様は居るわよ。いつも見てる。
こっそり悪いことする時も、誰にも気付かれない良いことをした時も、じーっと見てるのよ。見てるだけかもしれないけどね。
[ニキ>>9に、不思議に自信ありげな表情で笑った]
探すのはどうかしらね。ネギヤさんも見つかっていないようだし…。2人とも大人だから、大丈夫よ。
金田さんも立木さんも、おうちの方が心配するわ。暗くなる前に帰った方がいいんじゃないかしら。
[これが人外の仕業ならできることは無い。そう悟っていた]
なるべく一人にならないようにね。
[消えるときに気付かれないのは寂しいから、その真意は口には出さない]
……そいつは逆だ。
人が変わるから、村も変わる。
いつまでも同じでいられるはずはない。もう戦争中とは違うんだ。
ラブアンドピースなんて、逃げるための言い訳にしか聞こえないぜ。
あんたは、ずっと今のままでいたいのか?それで満足かい?
[立ち上がると、ふらふらと歩き始め]
……胸騒ぎがした。気のせいならいいんだがな。
/*
プレーチェがピクシーでしたか。
真珠より、珊瑚の耳飾のがよかったかもしれない。
ペケレの顔グラは、なにか、赤黒いピアス的なものがあるように見えてきた。
(縮小前の画像を拡大しています)
ピアスじゃなくて輪っかだった。忘却イエー。
依真里ちゃんがが出て行ってねぇ・・・もどってこなくて・・・この子がお腹空かせてるのに・・・探してるんだけど・・・
[オロオロした様子に]
・・・クラスのやつらと遊んでんじゃないか?
いや、それにしても・・・子猫の世話ほったらかして遊ぶ奴じゃあないかっ
[そういって老婆に近づく]
なぁあ・・・
[白い子猫が老婆の腕の中で不安気に鳴いた]
いや、違う。雑貨屋でアイス食ってたんだ。
……なのに、何で床で寝てるんですか?俺は。
[ころん。……と、視界の隅を金平糖が転がる]
[気配を感じる。
あちらの世界にいる者達とは異なるもの。
気配というより、もっと、曖昧な。]
……いらっしゃい、かな?
[ぽつんと呟いた。
どこでもない場所で]
[走り去っていくものを指さし、
駆け寄ってきたプレーチェを見上げて口を開閉し。
ようやく声を発する。]
み、みた、今の?
狐の頭で、人間の体をしてた〜っ
なにあれ、ニンゲン?
お狐さま?
宇宙人?
[混乱のままに言葉は矢継ぎばやだ。]
ところで、どこかでヨシアキさんが、人のことトメと呼びましたね!
聞いてるところで呼んでくれないと怒れない!w
今日は出会えるんだろうか。
っていうか朝一で行きたいところに行かねばならぬのでは…どこ行こう。
蛍川……プレーチェが小悪魔かな? いいなぁ。
何か探しものか?
[見覚えのある白い子猫を抱いた老婦人に視線を止めます]
あ、いや。依真里なら見てねえぜ。
そいつを拾ってた時が最後だ。
……まさか、神隠しか。
こんぺいと……。
誰かまた、消えたのかな。
[起き上がると、周りにいる人たちに声をかける。けれど……声が届かなくて]
なんで……。
[気付けば、夏の暑さも、『人が消えた』と騒ぐ人々の姿も、どことなく遠かった]
まさか。
……消えたのって、俺?
[眩暈がした]
[そして現れる青い包み。
それは祖母の遺品のスカーフで、そうなると中身の予想は容易に出来た]
ばあちゃんのカメラ。
[正座して開き、中から出てきた一眼レフを恐る恐る持ち上げる。
初めてそれに触れたときのように]
……誰?
[闇へ問い掛ける。
こたえては、ダメだと知っているのに]
[>>21 神隠し・・・ 不吉な言葉に眉を顰めた。]
ううん ばあちゃん 大丈夫だよ。
俺も一緒に探すから
[ヨシアキに向かって少し非難めいた視線を投げると イマリの祖母と一緒にそのあたりを探し回るだろう]
[どこかで『いらっしゃい』という声が聞こえた気がして]
どうも、お邪魔してます。
[と、的外れな返答]
呼んだのって、やっぱり神様なんだろうか。
[独りごつと、髭をさすった*]
─村道─
昨年まで神隠しなんて起きて無かったわ─…たぶん。
[昼に聞いた老教師の話を思い出す]
永嶋さんも、光野さんも、集会にはいた。
ニュータウン計画が原因のとすると、集会場…神様が原因なら、神社。
神様相手じゃどうしようもないけど、人間相手なら…なんとかなるかしら。
[ぼそりと呟き、黒い鞄を叩くと*神社に向かった*]
はん。そんな非科学的なこと、あるわけねえよな。
すると、何かの事件に巻き込まれたか。
[ギンスイから向けられた非難めいた視線に臆することもなく]
ちゃんと婆さん見ててやりな。
[神社の階段を下りていきます]
え? え?
[今見た川底の出来事と、矢継ぎ早に紡がれるエビコの言葉と。頭の処理能力がおいつかず暫し混乱して]
頭が狐で、体が人間?
[辺りを見回す]
……私には見えなかった。あなたが急に倒れたように見えた。
でも、普通じゃない倒れ方にも見えた。
[暫し考え込むように口をつぐむ]
[その間も焦燥を示すように眉間にしわが寄り]
……また誰か神隠しに遭ったかもしれない。
あなたは誰か信頼できる人に、あなたの見たものを伝えて。
[エビコの目をじっと見つめてそう言うと、学校の方へ駆け出した]
金田さん、わたしと一緒に帰っても困るでしょ。
[そう呟いて店を出る。]
誰か来るまで待つといいと思う。
わたしは……じじいたちに話聞いてくるから。
[目を合わせず、店を出ようとする。]
声が、聞こえる。
……もう聞きなれた声。
どこから聞こえるのか。誰の声なのか。
そんなことは、知らない。
ただ、心の底から湧き出ずる、悲痛な声。
『恨めしい
お前のせいだ
早く死ねばいいのに』
呻くように、呪うように。時には一人、時には合唱で。
―――――…。
だからじじいに話聞くって言ってるの。
[店の外でまた空を見上げる。]
手がかりがないなら…手がかりを探すしかない。
わたしはこの町が変わらないと困るの。
だから、探すしかない。
[視線は空を見定めたまま。]
……ちゃんと前見て走るんだな。
[殴られた傷に響いて、少し顔を顰めました]
知らん。
さっき婆さんと、ミドリとかいう子が探してた。
どこを探したか、奴らに聞けばいい。
[神社の階段の上を指差します]
――大丈夫?
顔色、よくないみたいだけど。
[立ちあがり、落ち着くと、
プレーチェの様子が変化したように感じた。]
そ、そう……
[普通じゃない倒れ方という言葉に、
遅れて頷いて]
誰かが、神隠しに…?
あなた……どうして……?
[空彦が指差す先、石段の上を見上げる]
[そこには昨夜の雑貨店で会った青年と、優しそうな老婦人の姿]
[そして老婦人に抱かれた白い子猫を見て]
あぁ……、
[顔を覆い、崩れるように座り込む]
いまりちゃん……、引きずられて行っちゃった……。
またか。
俺に近づくな。話しかけるな。そうでないと、不幸になる。
ネギヤのように。萩原のように。父や母や、妹のように。
本当に神がいるというのなら。
こうして、俺の周りの者が隠され続けるというのなら。
罪無き者が隠されて、俺の心を苛むなら。
それが俺に課せられた罰なのだとしたら。
とっとと俺を連れて行け。そうして地獄の業火で焼くといい。
それが神への、俺の願い。
悪い子は、神隠しに。
悪い子は、神隠しに。
どれほど悪に徹すれば、神は隠してくれるのだろう。
ああ、神などいるものか。
[りいん――と、どこかで鳴る。]
……え?
[顔をあげ、宙へ視線を彷徨わせ、
目の前の少女へと据えてから、首をひねる。]
え〜…伝えてって?
え〜…どうすればいいんだろ〜。
[小さくなっていく後ろ姿を眺めながら、
およそ危機感の欠片もない、いつもながらの声、
それも先程のプレーチェの眼差しを思いだせば僅かに揺れた。]
そうか。
[ネギヤの時ほどの衝撃はありません。それは半ば予想できたことで。しかし最後の言葉に違和感を覚えます]
引きずられて?
……どういうことだ?
――――…。
[老人たちが集まっている寄合所へと向かう。
そこには祟りだと恐怖する老人に、それ見たことかと罵る老人の姿が見えた。]
また人が消えた。
どこに消えたか心当たりはない?
[ぶっきらぼうにそう声をかけた。]
[顔を覆う手を外し、空彦の顔を見上げる]
[暫く黙ったまま、彼の瞳を見つめて]
……蛍川の、御縁だよ。
[静かな声音]
[切実な響きを押し殺し、ただ相手の反応を伺う]
[祈る、想いで]
[老人たちはボソボソと呟きながらこちらをちらちらと見る。
それに腹が立ってきた。]
わたしはこんな町どうだっていい。
思い出も何もない。
だけど、生まれ故郷だから。
でも変われば捨てられる。
この町はわたしの生まれた所じゃなくなる。
[溜息をついた。]
何も知らないならいいの。
また…探すから。じゃあ。
[そう言って寄合所を後にした。]
[それから、診療所の中に戻っていたが。
新たな「神隠し」の話は、そのうちに...のもとにも届いた。騒ぎを知った村人の一人が、診療所を訪ねてきたのだった。
深刻な表情と声色で語られる内容、また人が――今度はペケレとグリタの二人が消え、イマリも行方がわからないというそれに、息を呑み]
そんな、馬鹿な。
[昨夜も呟いた言葉を、また零した]
……また御縁か。
蛍川で溺れたとでもいうのか?
[此方を見つめる瞳に対し、苛立ちの感情が浮かびます。口調にそれが漏れるのを、できる限り抑えます]
いや、探していると言ったな。
話が見えないのだが。解るように説明してもらえないか?
[しゃがみこんだままの少女を見下ろしたまま]
―回想―
[水をまいていれば、通りがかる女生徒の姿>>2:135]
おはよう、金田の嬢ちゃん。
ああ…ネギヤの奴、まだ見つかってないらしいな。
[返事を返せば、つぶやく声に>>2:138]
こればっかりは俺にもわかんねぇよ。
話を聞けば聞くほど、神隠しって言葉しかあわなさそうだし。
[軽く言葉を交わしていれば、写真屋の光野の姿が見えた。何か安子と会話をしているようだが、良く聞こえない]
らっしゃい。
[>>2:157の声に返すように、声をかける]
確かに暑いな。扇風機でも回そうか?
[レジに向かい、上に取り付けてある扇風機のスイッチを入れた]
みなさんありがとうでした。
……やっぱ、RP村、夜はりつけんと厳しいなぁ……
この状況だと、どうやって途中から会話に入るんだ?
(ログ読まなくてもいいって説あるけど、ちょっとこの状況は厳しい)
プロ前半くらいのペースなら大丈夫なんだけど、色々と。
あ。人数多いと駄目なんだ、私(何か理解したらしい)
>>2:144いいなあ、ギンスイのネタ。
…ログ読み中…追いつけないorz
RP村って、追いつくのがきついわー。
あ。あと、2日目に名前をまとめてくれたザクロさんもありがとありがと。
[彼の瞳に微かな苛立ちの色を見て取り]
[あぁ、と音にならぬ息をついて、ゆっくりと立ち上がる]
……蛍川の二人は、許されぬ恋を嘆き、
来世で添い遂げることを誓って二人で川に身を投げた。
いまりちゃんは、『彼女』の加護を受けていた。
そして『彼』の加護を受けた者が、神隠しに遭った。
『彼女』は『彼』を追って、そして……。
「先生も、お気を付けて」
[丸林の老婆と同じ言葉を残し、その村人は去っていった。出入り口付近から診察室に戻り、椅子に座る。膝上にじっと視線を下ろし]
……神隠し。
[呟く声は、曖昧に]
そうか。それで、永遠の愛か。
神隠しと御縁との相互干渉とは。
……運命とは皮肉なもんだな。
二人の絆が変わらず、いつまでも共にあるよう、願ってやるといい。
[立ち上がった少女に、微かに眸を細めます]
―回想―
[程なくすれば、石木先生の姿も見えた。女性が3人会話しているのを眺めていれば、光野の声>>2:168]
すまんな。それだけしかないんだ。
それに、真っ白で横書きの便箋か…すまん、おいてない。
…もうちょっと品揃え良くしないといかんな。
[こういうことも考えなきゃいけんな、と、ちょっと反省中]
[次々に来店者も増え、ジュースやアイスが売れていく]
『…しかし、洒落で入れた味噌アイスがこんなに売れるとはな…』
[内心驚きつつも、会話を眺めていた]
/*
あ、執事国バナー(上にある大きなやつ)の月のところを皆既日食の図にすればよかった。
…また次の機会に!(国ないだろ…)
名前かな。
呼ばれるものだから、名前だと思う。
呼ぶ人は最近、いなかったけれど。
[頭を撫でられると、]
わぷ
[妙な声があがった]
言ったから、だけじゃない。
欠夜来の頃だから。
雨が降ったから。
それから、
[言葉を止め、思案げに視線を彷徨わせる]
……せっかく来たんだから、ゆっくりしていくと良い。
[誤魔化すように、そんな言葉を続けた**]
[ぼんやりと歩く。
空をこんなに不安にも見つめたのは初めてだった。
人が消えることが怖いんじゃない。
忘れられることが怖いんじゃない。
できるなら忘れてほしい。
そうすれば幸せだから。]
神様なんていない…だって…隠すならわたしでしょ…。
[誰にも心配されない。
隠されたことに気付かない。
それは、死、でもなく消失。]
[口元微かに開いたまま、ほうけたように彼の顔を見つめる]
[目を細めた彼の表情]
[こくり、小さく頷いて]
……ありがとう。
私、神隠しの原因を探さなくちゃ。
御縁は私にも関わりがあるのだもの。
[静かな決意と共に告げる]
[そしてふと、落ち着きを取り戻したことで晴れた視界に映ったもの]
……怪我してる。
[彼の頬に、そうっと手を伸ばした]
[泣いてくれる人がいるならいい。
笑ってくれる人がいてもそれでもいい。
消えることに意味があるならそれでも構わない。]
――――――…。
暑い……。
[蝉時雨降る空。
あの空―――の。]
――――――…。
[空と太陽の関係のように。
いつかなれると思ったけど、やっぱり夢だった、と心の中で笑った。]
……触れるな!
[頬へと伸ばされた手に、思わず一歩下がり、身構えます]
[そうして、何とも言えない気まずそうな表情を向けてから]
祟りに遭う。
[小さな声で言うと、ふいと少女に背中を向けます]
―回想―
[一瞬、何が起こったかはわからなかった
さっきまでそこに居たはずの、光野とグリタの姿が消えている]
何が起こったんだ?
[床に散らばる金平糖と、真珠の耳飾。そして、金平糖はゆっくりと消えていく。
呆然と立ち尽くしていれば、石木先生>>8の声に慌てて落ち着きを取り戻す]
ああ。
[こくりと首を縦に振って、電話の場所を指し示した]
[彼の鋭い声と。その後の気まずそうな表情に、目を瞬かせて]
祟り。
[小さく、繰り返す]
[彼の背をじっと見つめて]
……あなたは、何を負っているの?
[尋ねる声に、怯えや躊躇いはない]
[去り行く女性3人に、気をつけてな、と声をかけて。一人、雑貨店に残っている]
神隠し…祟りねぇ。
[どうも納得しない表情で、店の奥に入った。
部屋の北側には、商売をやっている家には付き物の神棚が置いてある。安置してあるのは、もちろん神社のお札。
神棚を見上げて、つぶやいた]
うちんとこの氏神さん、祟るような神さんだったかなあ。
[まだ、イマリが消えた事は*知らない*]
あ。ザクロさんかわいい>>1
ないすふぉろー。
そいや、グリタさんとか、ろくに話もしてなかったなあ。
こんなことなら、参観者の方がよかったかもなあ。
そして、雰囲気のいいヨシアキとプレーチェの邪魔しまくり。
…ごめんなさいごめんなさい。
[かたり、と音を立てて開いた扉に其方を見る。入ってきたのは、受付もやっている看護婦で]
どうかしたかね。……神隠し?
何だ、君もその話か。
[ふ、と小さく息を吐き]
ネギヤさんや……皆が消えたのは。
何か、別の原因があるのだろう。
大戦も終わって随分経った今、そのような話は、容易に信じられるものではない。
……目撃でも、しない限りはな。
君はまだ若いのだから。
あまり、迷信深くてはいかんな。
[冗談らしく言った事に、「先生も見かけは若いですよ」とやはり冗談っぽく返されて。その後、再び静まり返った診察室で、書類を書き始め]
……迷信、か。
[呟いては、*首を振った*]
あ……、
[去り行く背を、引き留める術を持たず]
[ただ彼の言葉を、噛み締めるように心の中で繰り返し]
永遠。
[口に出した言葉は、重く響いた]
[彼の姿が見えなくなっても、暫くそこに佇んだまま**]
―写真屋・ペケレ―
写真屋さーん。
…。
あらぁ…留守かしら。
[薄暗い店内。
ごめんくださいと、何度か声を張り上げたのち諦めた。]
………ん〜。
[未練がましく小さく息を零す。]
―グリタの家―
おーい、グリちゃ…永嶋さーん!
お見舞いアイスもってきたわよぉ〜。
[36個と56個のアイスを小脇に抱え、空いた片手でドアベルを鳴らす。
留守にしているのか、グリタの家族も現れない。]
うわ〜ん、どこいっちゃったのよぉ。
結城先生のとこかしら。
[非常に困った。]
アイス溶けちゃう〜〜!!
写真屋 ペケレは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
─村道─
[神社に向かう途中で、ヨシアキの姿を見かけた]
喧嘩でもされたんですか?
[傷だらけの姿にややいぶかしみながらも、冷静に観察する]
─…威嚇、あるいは見せしめ。
[小さく呟く]
吉野さん、少し、お時間よろしいでしょうか?
[周囲に人気が無いことを確認してから、口を開く]
吉野さんは、本当にニュータウン賛成派なんですか?
神隠しが、神様の祟りなら。
吉野さんに派手な怪我を負わせる理由もない。
さらってしまえば簡単。
老人や子供相手に、大きな声や物音で威嚇したり
[ヨシアキを見た]
派手な怪我を負わせるのは、人の仕業。
吉野さんの襲われる理由はなんでしょう。誰があなたを襲ったのですか?
教師 ザクロは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
トメ先生か。
[村道でかけられた声に足を止めて]
……転んだだけだ。
手短に頼もう。
[明らかに不機嫌そうな表情を作り、話を聞きます]
あんたの言いたいことがわからんな。
勝手な憶測や仮説に基づいて、下らん妄想を並べ立てるとは。
とても教師の発言とは思えん。探偵か物書きの方が向いているのではないか?
[くくっと笑い声を漏らして]
ああ、失礼。神隠しだの祟りだのと騒がんだけマシか。
それで。仮にそうだとしたら。
他人の意見など聞かずとも、あんたの慧眼から結論は出ているんだろう?
お聞かせ願おうか。
[しばらくイマリの祖母と一緒にさがしていたが]
ばあちゃん 疲れたろう・・・俺はもう少し捜すから家に帰ってろよ
その・・・子猫もなんだったら萩原が戻るまで預かっておこうか?
[自分達の他にも捜索らしき者達が組織され大騒ぎ割れている様子に 肩をがっくり落としてつかれきった老婆にそう声を掛ける]
[イマリの祖母と別れたあと顔見知りの青年団にイマリの他にも神隠しにあったものが複数いることを聞いた]
[家に戻って猫にミルクをやりながら 部屋のラジオをつけた。]
軽快なポプッスの音とともに流暢な発音をする声が流れてくる。
ヂグのヒットポップ10の時間だよ!
今日もたくさんのリクエストありがとう!おっとヒサシブリにギンスイ君からのお便り。
『ヂグさん聞いてくれ今俺の村にはなんだか陰謀が渦巻いているんだ 秘密結社か宇宙人がはたまた呪いか!大人は秘密にしていて僕らには何もいわないけどニュータウン計画の裏でなにか動いている様子!この夏休み このギンスイが秘密を暴き出してやる!続きを楽しみに・・・』
だと!いやはやいったい何事か気になるねー。ガンバレ少年!ということで リクエスト曲は ストーンズ「悪魔を哀れむ歌」いってみよー!!!
とキースのギターとミックジャガーの声が流れる
ああ、リクエストハガキよまれてらぁ。
しかし…ネギヤだけでなく 同級生の少女までいなくなって。
自体は複雑で謎が多すぎて
はぁ・・・俺には何のことだかさっぱり
[ため息をついてベッドに転がる]
[ラジオを聞きながら いつの間にかうとうとと・・・夢の中には狐の面や空から振ってくる金平糖 そして 金色に瞳を光らせた白い猫]
[夢の中 耳元で聞こえていたみぃみぃという鳴声がいつの間にか小さな子供の声に変わる]
ねぇ きいて、イマリは・・・
僕を拾ってくれた優しいイマリは神様にかくされたんじゃあないよ
だって イマリは 神様のお手伝いをするんだもん!
イマリが消えたのはなにかのせい!ねぇ 優しいイマリを助けてあげて!!!
[耳元で白い子猫が叫んでいた]
あれ?これ、何だ?
[手首の辺りに違和感。「向こう」に居る時には見えなかった何かが、確かに*見えた*]
/*
ギンスイ狂信でイマリ智狼?
赤設定によってはギンスイ&イマリ両狼もあるか。
いまりちゃん狼だったらLWさんごめんなさい…。
開発ですか……。
別にどっち派でも無かったんですよねぇ、アレ。
考えてみたら、そういう態度が一番不謹慎なのかも。自分の故郷に真剣じゃない訳だから。
神様はどうなの?
やっぱり開発反対派?
[おどけた風に聞いてみた]
写真屋 ペケレは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
トメとか、あなたに名前で呼ばれたくありません。
やめて下さい。
[怒りを滲ませた口調]
慧眼などありませんわ。ただの推測です。
転ばれたんですね、へぇ。
[ちらりと一瞥。まるで信じていない]
あなたが賛成派だか反対派だか知りませんが、私に答える気が無いのはよくわかりました。
[麦わら帽子を外し、1歩近づく]
こんな騒動になって、生徒達が不安がっている。
あなたはどちら側?
どちらであれ、あなたは最初から火に油を注いでいるように見えたわ。
あなたが、どちらであろうと─…これから先、私の生徒や家族を脅かすようなまねするんなら…覚悟して下さい。
[ヨシアキの腕の痣に手を*伸ばす*]
−雑貨屋−
[ちりりんと、自転車のベルの音を鳴らして、駐在が雑貨屋にやってきた]
ああ。ここに永嶋さんと光野さんがいたんですけどね。いきなり…
[現場を確認しにきたらしい、駐在と話していれば、イマリの姿も見えなくなっているとの話を聞く]
はぁ?
[それだけを返すのがやっとだった。
駐在はしばらく様子を見た後、]
『そういえばさっき、進藤の奥さんがアイス持ってうろうろしてましたけど、どうしたんでしょう?』
[そういい残して去っていった]
[部屋に戻り、神棚を見上げる。
何かを思い立ったように、椅子を持ってきて、神棚の前に立つ。
ぱん、と手を打って軽く拝んだ後、お札と一緒にお祭りしてあったお守りを手にとった]
[そのまま店を閉めて、外に出た]
そういえば、最初は小悪魔で村を混乱に陥れようと思ってたんです。
だけど村人だからいい人になろうと思い─…行き着くところはバイオレンス。
何故だろう。あれ、おかしい……?
きっと疲れているからに違いないね!
日常っぽいギンスイが可愛いです。
いつの間にか謎のアイス屋になってるゾウサクも萌える。
そういえば、ニキは吊られたいんだろうか。
非常に見てて可愛いんですが。
あと、ヨシアキの転んだも萌える。
はー…明日締め切りだぜ(いろんな意味で)。
もう少し頑張ってこよう。
ゾウサクさん頑張れー!(ぐ)
ヨシアキさん謎の女に絡まれてるけど頑張れー!
―回想/日差しのきつい校庭―
あんた達は、消えないから好きよ。
[小さな花壇にしゃがんで、グラジオラスに呟いた。
先ほど撒いた水のせいだろうか、グラジオラス5赤を揺らめかせ陽炎がのぼる。
揺れる空気のその先に、何か不自然なものが見えた気がした。]
゛おいで、おいで゛
[いつものように嫌、と答えようとして、口ごもった。
陽炎の先に見覚えのある人影が見える。
一目で、生身ではないと分かった。
白黒写真のように、色をなくした姿は、こちらなど見えてはいないよう。]
……ふん。
個体が識別できればどう呼ぼうが構わんだろうが。
教師ってのは全くもって面倒な生き物だ。
この村に必要なのは、外の血だ。
知ってるか?人の身体ってのは、90日で生まれ変わるそうだ。
人も村も、変わっていかねばやがては腐り死に至る。違うか?
おや。まるで脅しのように聞こえるが。
高潔なセンセ様の言葉とは思えませんな。
[冷たい笑みを浮かべて、腕に伸ばされた手に逆に手を伸ばしました]
[おびえる様子もなくヨシアキを見返す]
ええ、脅しですよ。
私は別に高潔でもなんでもありません。
個体識別が必要ならば、石木とでも呼んでください。教師はもっと立派な方々がたくさん居ます。
私はただのデモシカ教師です。
古くからあるからと腐っていたら、人間なんてとっくに滅びてます。歴史を見ていれば。国を滅ぼすのは侵略です。革命という名の下に、国を荒らすもの達が居ればさらに容易い。
そう─…あなたみたいな。
[捕まえた。
伸ばした手のひらに確かな手応えを感じた瞬間、空気が重くなった。
水のなかに潜ろうとする時のような、微かな抵抗感。
それはやがて、自分の背を押すような流れに変わる。
捕まえたのは自分ではなくて、ずっと自分を読んでいた声の方であることに、依真里は気づいた。]
恫喝に嫌悪を抱く発言をし、自らはそれを行う。立派な教師様ですな。頭に二文字付け加えて。
[ザクロの腕を取ったまま引き寄せ、挑発的な瞳で見つめます。口元に笑みを浮かべて]
今度は歴史の講義か?くくっ。よく知ってるじゃないか。
……今から400年程昔。この村は争いの渦中にあった。そして、鬼がいたそうだ。
聞いたことはないか?
昔話をしてやろう。
[それは遠い記憶。まだ幼き頃、森に住む隠居老が、戯れに話してくれた物語]
今からおよそ400年程昔。未だこの国が一つの国家でなく、各地で群雄が覇権を目指して争いを起こしていた頃のことじゃ。
東の国の領主が、国境を越え、村へと軍を進めているという噂が流れたのじゃ。
村は二つに分裂した。
一つは速やかに投降し、そのまま村を差し出すという穏健派。
一つは村で自衛団を作り、軍と戦って村を護るという交戦派。
連日連夜会議は続いたが、結論は出なかったそうじゃ。
そうして、二つの勢力はそれぞれ、人ならざる者へと助けを乞い、命運を委ねたのじゃ。
穏健派は、古くから村を護る狐神に。交戦派は、近隣に巣食い悪さをする鬼に。
そうして村は、人を超えた者らの争いの場へと発展したのじゃった。
その村がどうなったかじゃと?
さて、のお。わしはその頃から生きておったわけじゃないからのお。
[ふぉふぉふぉ。老人は笑うのみ。
そんな信憑性の欠片も見えない話]
学生 イマリは、流れに押され、掴んでいた手を思わず放す。[栞]
[手首の違和感が不意に強くなる]
誰?
[強く掴まれた気がして。そして]
君は……。
[見知った顔が目の前を掠めた……と思った]
私が言っているのは、子供や老人を巻き込んで、むやみやたらと脅かすなということです。
脅したり暴力を振るうなら、必要な人間相手にするといい。痛い目を見るのは自分かもしれないけれどね。
鬼…?
[予想外の言葉に眉を顰める]
ウミ先生がそんなことを言っていたような気がするけれど、400年前は戦国時代じゃない。
あなたは、神隠しが鬼の仕業だと思うの?
ところでこの手はなに?
[ヨシアキの手の上に手のひらをのせて、今更のように尋ねた]
[あっ、と思った時にはもう、手のひらは空だった。
抵抗感を感じた時に瞑ってしまった目を恐る恐る見開く。
掴んでいた筈の手も、その先にあった確かに生きている体も、今はどこにも見当たらない。
見えるのは、一見いつもと同じ、でも確かに違う花壇。
永嶋の手を掴もうとした時、踏んで汚した筈の土は綺麗に整えられたまま。
ここは、自分のよく知っている村だけど、まるで違う場所だ。]
永嶋さん、戻れたかなぁ。
そういえば、ヨシアキ怪我してるんなら、ユウキ先生のところに連れて行かなきゃと思ってたような気がするけど、きっと……キノセイデスヨネ。アハハ。
痣に指立てようとしてた女ザクロです。
……ん。
[少し、まどろんでいた。机の上に組んだ腕から顔を上げ、ぼんやりと辺りを見て]
……ああ。
そろそろ、行ってくるか。
外の様子も見てこねばな。
[壁時計で時刻を確認すると、鞄を準備して診療所を後にした。ゆっくりと道を歩き始め]
まったく、お優しいこって。
[首を横に振り、肩をすくめます。他愛ない話に興味を示したことに、意外そうな表情]
鬼の仕業だとは一言も言ってないが……いや、ある意味そうとも言えるか。
……それはこっちの台詞だ。最初に手を出して来たくせに。恐ろしい女。
[石木の手を放しました]
[呟いて、空の手のひらに視線を落とした。
手のひらには何故か金平糖の痣がついていて、それは、こちら側に来てしまったことを示すようにも、あの手を掴んだことを示すようにも思われた。
天気のよくわからない空を見上げ、呟いた。]
ごめん、ね。
[自分がいなくなったら心配するだろう家族、友人を思い、眉間にしわ寄せ目を閉じる。
一呼吸して目を開くと、視線を自分が居る場所に据え、歩き始めた。]
[程なく歩いていれば、医者の先生の姿]
こんにちは、結城先生。
往診の途中ですかな。
[軽く手を振って挨拶をする]
それ、本当なんですか!?
――イマリが消えたって。
[同級生の少女が消えたことを知ったのは翌日の朝。
しかしその時の状況までは詳しく聞くことはできず。
それでも、恐らくは編集者や写真屋の女主人と
同じような消え方をしたのだろうのだろうという妙な確信はあった]
[いても立ってもいられず、どこかへと駈け出す]
―写真屋、暗室―
あーあ。
[あの日は、県展に応募する写真をプリントしていたのだった。
とてもそんな気にはなれなかったのだが、何故か]
溶けちゃった。
[バットの中で揺らめく印画紙の表面は、ほとんど黒が抜けている。
触れぬ指先を伸ばすと、黒の欠片が散って、新たに顔が浮かび上がった]
…私みたい。
[神社の石段をゆっくりと登って行く]
かみかくし。
[呟いて、本殿を見上げる]
あなたは何がしたいの?
私だって、開発は困る。困るけど……。
[未だ見ぬ何者かに、問いかける]
ああ、今日は、佐伯さん。
[ゾウサクの姿に、軽く礼をして挨拶を返し]
ええ。騒ぎで……心配になったというのもありまして。
[問いには頷き、付け加える。相手の雑貨屋の辺りであった事だとも聞いていたからか、神隠し、と明確な単語を口にはせず]
全く話を聞かない様な人ならば、腕の1本でも折ってやろうかと思ったんですけどね。
[両手があけば、麦わら帽子をつらりと直す]
分かっていただければ、嬉しいです。
生徒の前でも子供たちの前では、紳士的にお願いします。
ところで、鬼の仕業とは、どういうことですか?
確か、昔は鬼が夜に盗む、だから夜が欠ける村と書いて「欠夜来村」と言ったと─あ。
[思い出したように、ネギヤに届いた手紙を取り出した]
―村道―
[駐在官と立ち話。]
あ、駐在さん、こんにちは。
……そう、
ネギヤさん、まだ見つからないんですかぁ。
[悦子とグリタ、依真里の行方不明も聞き知った。]
―暗室、水洗中の印画紙を前にして―
[細い流水が、その影を洗い流して行く。
残るのは真っ白の紙]
水道代どうしよう?
死人には関係ないか、もう。
死んだのかな私。
[二の腕をむにむにしてみた]
え〜〜?
ネギヤさんはニュータウン化推進派だった。
…多数派に乗っただけとはいえ、写真屋さんも同じ……だからこの二人だけならまだわかる。
[この点のグリタの思想は知らない。]
けど。
ニュータウン化を止めるために推進派が攫われてる、
それなら……依真里ちゃんなんて、全然関係なさそうなのに〜……
[相手が医者の先生だからか、普段よりは丁寧な言葉遣いで話す]
そうですね。村中がとんでもない騒ぎですし。
患者さんも心配でしょうね。
[先ほど、目の前で起きた信じられない光景を思い出して、呟く]
本当に、神隠しとしか、言いようがない…
あんたに俺の腕が折れるか。
[すでに受けた傷跡は治りつつあります。それは尋常ならざる速度]
紳士的にってのは無理だが。無闇に喧嘩を売りたいわけじゃねえ。
欠夜来、角夜鬼……その由来は様々だが。
狐神と鬼が、この地で永い間戦っていたと聞いた。
そうして、神は鬼に呪いをかけたと。馬鹿馬鹿しい御伽話だがな。
[唐突に取り出された手紙に視線を向けます]
お年寄りの方は、特に今回の件で……
賛成派の方に限らず、怯えているようですからね。
[眉を下げて、微かに笑い]
……佐伯さんも、見られたのですか?
その……人が、消えるところを。
[呟かれた内容に、躊躇いがちに尋ね]
―村道―
それにしても……
あの子の言ったこと、現実になっちゃったのかしらねえ。
[まるで見通していたかのようなプレーチェの言葉を思い返した。]
――っと、
あ、安子ちゃん……?
[何を急いでいたんだろうと、少し疑問が表情にでたが。]
[目がさめると子猫はいつのまにか横でころりと眠っていた]
・・・夢か?
それにしては耳にこびりつく声が生々しくて
[じっと家にいるわけには行かず外へ出かける]
そうですよね…ネギヤ以外の方はどう考えてるのかは知らないけど、高校生の萩原の嬢ちゃんまで行方不明ってのは、賛成派ばかり狙われてるわけじゃなさそうだし。
普通のじーさんばーさんなら、怖がって当たり前でしょう。
[躊躇いがちに尋ねられ、こくりと首を縦に振る]
うちの店に居た、写真屋の光野さんと、永嶋さんは、ほんといきなりいなくなっちまった。
あまりに現実離れした光景でな、俺自身、いまいち現実感が沸いてないんだよ。
次は自分が消えちまうかもしれないってのによ。
[苦笑いをしつつ、答える]
先生も気をつけてくださいよ、といっても、どうしようもないでしょうけどね。
どうぞ。夢を見たのは誰なんでしょうね。
[手紙をヨシアキに差し出す。その際に、彼の腕に視線を走らせ、先ほどまで見えていた痣が薄くなっているのに気付いた]
すごい頑健ですね。素手では折れませんか。
[自転車の籠に入れた黒い鞄に視線を走らせる]
むやみやたらと喧嘩を売らないようにお願いします。
恐らくあなたが思っている以上に、子供と老人というのは繊細なんです。
狐神と鬼が戦って神様が呪う。呪うのは、あちらの氏神様のことですか? それとも、別の神様。
[神社の方を見やる]
[駐在は挨拶をのこし、ゆっくりと離れて行った。]
むさべつ…?
無差別にさらって…どうするのかしら。
目的がみえないわ。
……祟りだとしても、それは同じこと……
[ひとつ頭を振る。]
[萩原依真里の家にいって 猫を飼ういきさつを聞いた。どうも白いワンピースの女性が関わっていたようで]
[焦心した様子のイマリの家族になんと声をかければいいかわからず、ありきたりな挨拶をすると外へ出た]
…光野さんのものですかね。
彼女が居なくなって、こんぺいとうが消えても、これは残っていました。
[目の高さに上げれば、耳飾はきらりと太陽の光を反射する]
―回想―
[消えた姿を探しても。
見つからない。]
――――――…。
[それな幼い頃の記憶と重なって。
空を一緒に眺めた日を思い出した。]
――――…さん…。
[けれど、それは失った。
そして今もまた見つからない。]
―回想了―
ええ。
子供まで消えるというのは……
「犯人」の意図が、全くわかりませんね。
[犯人、と言った時は、少し遠くの方を見て。ゾウサクが問いに答えるのを聞き]
いきなり……
ネギヤさんの時と、同じですね。
あの時も、皆そう言っていた。
現実感がないというのは、仕方ありませんよ。
私などは、見てもいませんから……
正直なところ、まだ、信じられずにいます。
[呟くように。最後の言葉には、肩を竦め]
[白衣の人と、お鬚の人。
暫く立ち聞きしていたが、見知らぬ中年男性二人組というのは気軽に声をかけられる対象でもなく]
……はぁ。
[無性に、あの白い子猫に会いたくなった]
丸林さんにも、高田さんにも、うちの看護婦にも、そう言われました。
佐伯さんも、気を付けて下さいね。
[そこでふと、少し離れて立つ女性の姿に気付き]
今日は?
[村外れによく出入りするという彼女に、そう、声をかけてみたが、聞き入れられただろうか]
[手紙の欠夜来の文字を指でなぞって]
さてな。夢は、所詮届かぬものか。
[遠い目。呪縛からの解放と、同胞を見つけて共に過ごす一時。叶うことのない夢]
試してみるか?
[鍛えられた筋肉の塊のような腕を差し出して]
詳しいことは知らんさ。
意外だな。非科学的な事象など、眉に唾して聞き流すと思ったが。
ええ、目的は……分からないですけど。
あとは、人質とか……
[悪い考えばかりがよぎる。
もしかしたら神隠しの方がマシなのではないかと思うくらいに]
本当にニュータウン建設の話で人攫いを行っているのなら、イマリは
[そこで言葉を切った]
[自宅から出ると溜息をつく。
同級生も1人いなくなったらしい。
顔は覚えている。]
――――…なんで…。
[消えるのはわたしでいいではないか。]
ニュータウン計画の反対のため…?
だとしても……これは…。
[分からない。
理由は開発の反対なのだとしても。
唇を噛んで空を見上げ。
またこんぺいとうが降るのではと歩き出した。]
狐は鬼を遥かに凌駕する智謀と霊力を持ちて、鬼を手玉に取った。
鬼は類稀なる生命力を誇りて、狐の霊力にも滅ぼされることはなかった。
やがて訪れるのは、平穏な時代。
狐は神として村に祭られて。鬼は狐から逃げながら人と交わり、その血を薄めていく。
狐は鬼へと直接手を下せなかった。
人の中に鬼の血が混じることを恐れた狐は、ある時鬼に呪いをかける。
鬼の血を濃く受け継ぎ、その力に覚醒しそうな者を見つけると、その者の周囲から人を消すのだと。
理由の一つは、神の忠実な僕らへの目印。
そんな、荒唐無稽でくだらない作り話。
よく分からないけど、ニキ…?
しかしニキは面白いからなぁ。悩む。
こう、いいよね憎まれ口が可愛いというのは!
ああ…どうしよう。
[フラフラ歩く道すがら 雑貨屋に並べられた文房具をみた]
『きえるスパイメモ』ね・・・
[小学生向きの玩具だが・・・]
なにか 役に立つかも知んないな
[ポケットに入っていた小銭をじゃらりと掴むと]
これくださーい
[店に入る]
[ため息をついた直後、白衣の男性に声をかけられ、びくりと顔を上げる。単純に驚いた]
こ、こんにちは。あの、
[何故見ていたかの、言い訳が必要な気がして]
萩原さんのお家、どちらかご存知ですか……?
[おずおずと、二人に尋ねた]
雨の晩に神隠し…。
[小さい頃に聞いた話。
もう記憶の片隅からも消えかけていた話。
年寄りの妄言、そうとすら思っていたのに。]
なんか…なんか…。
何かあるはず…。
でないと起こるはずない。
[言い聞かせるように呟いた。]
そっか、先生は見てないんだよな。そりゃ信じられないのは当たり前かもな。
俺はネギヤの時は見てないんだが、同じような感じだったんだろうな。
[ぽつり呟いて]
誰か犯人がいりゃ、逆にありがたいくらいの心境だな。
人がさらっていくんだったら、犯人捕まえりゃいいんだろうけど、神様が犯人じゃどうやってつかまえるんだか。
ああ。ありがとよ、俺も気をつける。
[そこへ、ユウキが近くを通りかかった女性に声をかけている。
女性の問いを聞けば>>115]
あー、俺はよくわかんね。こういうのは先生の方が詳しそうだな。
[ユウキに話を振った]
[>>113何気なく聞いた立ち話。話しているのは近所の顔見知りの女性と同じ学校の女子。二人に挨拶しながら]
その 離れた所での出来事を感知した…
って外人さんっぽい女の子のこと?
[何気なくエビコに尋ねる]
私は…夢はあまり見ません。
いい夢ならば見るのも楽しいでしょうが。
[わざとはぐらかせて答えるのは、毎夜の話。
腕を差し出されれば、指でそっと撫で、首を横に振る]
必要の無い暴力はしない主義です。いざという時に、全力で行きます。
[『固そうだな』と素直思い。続いて『いざという時は大変そうだ』と続きそうなところで、止める]
学校なんて不条理の塊です。
非科学的、非合理的だからと言って、切り捨ててたら何も残りませんよ。
それに─…人が姿を消すのを、見ていますから。
光野?ああ。あの写真屋か。
消え行く者が何かを遺すとは。
[石木の掌の上で転がる真珠を眺めて]
呪いが弱まっている証拠か……
[小声でつぶやいて、目を細めました]
[人質、という言葉に、一瞬口をつぐむ。
切られた言葉の先は…想像したくもない。]
そうね。
イマリちゃんは…女の子で。心配よね。
……心配よね。
[安子の顔をみれば、しらず繰り返してしまった。
気休めの言葉などは浮かばない。]
どうしたら…皆、戻ってくるんだろう。
ほんとうに、かみかくしなら……手の出しようが……
[手の出しようはないのだろうか。]
神隠しだとすれば……
ネギヤさんだけなら、ニュータウン化計画が理由だと考えられますが。
こうなると、どうしたものだか、わかりませんね。
[気を付ける、というゾウサクに頷き]
萩原さんの家は、此処をしばらく進んで……
分かれ道を右に曲がった、四軒目だ。
[女性に、自分の背後の方向を指差して説明し]
知り合いだったのかね?
[その問いは少々声を潜め]
[中年の男が2人ほど見えた。
といっても1人はとっても若そうなんだけれど。]
――――――…。
[勇気を振り絞って声を出す。]
あ…あの…。
医者って理論に強いんですよね?
[自分で言ってても意味不明に聞こえて困った。
少女の姿にも気付いて少しだけ見る。]
ん?
[聞こえた声に、其方を見る。新しく訪れた少女、ニキの姿を確認し]
特別、強いかはわからんが……
弱くはないと思いたいところだな。
そうだな。
現実を見据えてる方が、失望は少ないさ。
[いざという時、との言葉に肌が歓喜の震えを起こします]
名前と同じで保守的なお堅い教師かと思ったら、意外に……ん?
また誰か、姿を消すかも知れない。
[ざわりと風が頬を撫でると、忌々しそうに空を見上げました]
[突然他方から、女生徒の声がして、そちらを振り向いた]
…先生、もてもてだな。
[いきなりの二人の女性の乱入に、思わずそんな感想を*口にした*]
[>>121>>122それとはなしに聞いたないようは やはり 非現実じみた内容で]
そういえば・・・蛍って・・・いってたなぁ。
>>2:2
[少女のことを思い出しながらぼつりと呟く]
うん、とっても不思議な子だった。とても透明で、澄んだ……
そうね、探してみようかしら。きっとこの村のどこかにはいるはず。
[そして近くの人影に気付き]
……あ、ミドリちゃんじゃない。やっほー。
そうそう、外人さんっぽい子。もしかして知り合い?
[屈託なく、少年にそう返した。]
神隠し…神隠しなんてありえないはずだから。
きっと…誰かの仕業じゃなきゃおかしいから。
だから、人が消える方法って何かないの?
[弱くはないという言葉に期待する。]
そうでないと…困る人がいる。
見つけてあげたい。
[己とは違って悲しむ人がいると思う。]
[何処の子と聞いて蛍と答えられたことを思い出す・・・。]
蛍川ってなんか事件でもあったんかなぁ?
こういうときこそトメ先生なんかな・・・
[首を傾げて雑貨屋を後にする]
[白衣の男性が教えてくれる道筋を、こくこくと頷きながら覚え込む。
礼を言って深く頭を下げた後、問いかけに表情を曇らせて]
子猫を、拾ってくれたの。
私、見つけたけど飼えなくて、困ってたら。
……遊びに来て、って言ってくれてたの。
[別れ際の表情が、思い出されて]
[何も出来ないことに諦めて、暗室から離れ、辺りを歩く。
歩いているのか漂っているのか、人に知覚されるのかどうかもわからないけれど]
ああ、また。
嫌な感じ。
[空を見上げた]
>>130遠藤のおばちゃん、ちゃんづけはやめろっていってんじゃん
[不機嫌そうにいいながら]
いや ここで味噌アイス食ってたのをみただけ・・・
あとイマリと話してたって聞いたから 気になってね
葦野の吾鬼さ。
いいことを教えてやろう。
[去り際の石木に、背後から声をかけます]
もし神という存在が在るのなら。
俺が生きている限り、神隠しに遭った者が還って来ることはない。
もっとも。そうでなくなった時に、還って来るという保証もないがな。
神なんて存在するはずがない。してたら不条理極まりない。
だからそんな下らん話、全力で否定してやる。
この村を変えて、神の祟りなんかねえことを証明してやる。
[にたり、と口を歪めました]
その
・・・萩原ってばあちゃん大事にしてるし、猫とか動物好きだし
どうしても神隠しってイメージないじゃん
なんか変だから ちょっと調べたくて・・・
[さすがに猫が言ったからとは言えない]
[現れたのは、いつかの少女。
小さく会釈した直後、彼女の淡々とした、しかし切羽詰まっても聞こえる問いに瞬いて]
……。
[白衣の人が何と答えるか、気になってしまって立ち去りそびれた]
[ゾウサクの感想に、まさか、と笑い。
ニキの問いに、ふと、神妙な顔をして]
……そうだな。
超常現象といわれる現象が、実は人為的なものだった、という話は多い。
あまり、声を大にして言える事ではないが……
集団妄想、というものもある。
特異な下地や状況にあって、複数の人物が同じ幻覚を抱き、何かしら思い込む、というものだ。
……私も、実際、神隠しを確かに信じてはいない。
これは、私が余所者だというのもあるだろうが。
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